【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル中央地裁は17日、公正取引に関する法律違反の罪と特定経済犯罪加重処罰法上の横領、背任の罪に問われた錦湖アシアナグループ前会長の朴三求(パク・サムグ)被告に懲役10年の実刑判決を言い渡した。朴被告は法廷で身柄を拘束された。 検察は、朴被告が特殊目的法人の錦湖企業(現錦湖高速)を設立し、グループの持ち株会社でアシアナ航空の親会社である錦湖産業(現錦湖建設)を買収するために違法行為を働いたとして昨年5月に起訴した。 朴被告は2015年末、錦湖ターミナルなど四つのグループ系列会社の資金3300億ウォン(約338億円)を引き出し、錦湖産業の買収資金に用いたとされる。 また、16年4月にアシアナ航空が保有する錦湖ターミナルの株式の100%を錦湖企業に相場より安く売却し、九つのグループ会社から錦湖企業に1306億ウォンを無担保・低金利で融資し、不当に支援した罪にも問われた。 朴氏は韓国と日本の文化交流イベント「韓日交流おまつり」の韓国側実行委員長を務めるなど、両国の交流強化に取り組んでいたことで知られる。
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