<b>「濡れた?僕は立ったよ」(映画『恋愛の目的』中)「おばさん、僕は初めてです」(映画『少年、天国へ行く』中)“オオカミ”と“純粋”の間にパク・ヘイルがいる?</b>

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全く異なった性質の2つのセリフの発源地は全て俳優パク・ヘイルの口。両極端を行き来する彼の“猫かぶり9段演技”が注目を集めている。

映画『恋愛の目的』で教育実習生の“チェ・ホン”(カン・ヘジョン)を、ひたすら口説く教師“ユリム”に扮したパク・ヘイルは「お前みたいにおいしい女は初めてだ」「少しだけこのままでいるね」などと型破りなセリフと露骨な行動をためらわず話す男だ。

6年付き合った恋人との関係に飽き、ミステリアスな傷を持っている“ホン”に接近し、その傷を突っつくようなパク・ヘイルは、男の下心を見せる“ユリム”キャラクターを憎らしいほど完璧にこなした。

そんな彼が次回作である映画『少年、天国へ行く』(監督:ユン・テヨン/制作:サイダスFNH)では、ある日突然33歳になってしまった13歳の少年“ネモ”に扮し、“100%純粋の決定版”ともいえる演技を見せてくれる。

代表的なシーンがまさにヨム・ジョンアとの初夜。自身を“ネモの父親”と騙したパク・ヘイルは、ヨム・ジョンア(プジャ役)に済州島に行こうと誘い、これを告白として受け止めたヨム・ジョンアは旅行地で初めての夜を迎える。

浴室で精一杯装い寝室に戻ったヨム・ジョンアは、ベッドでピョンピョン飛び跳ねたあげく、疲れて眠ってしまったパク・ヘイルを見て失望する気持ちを抑えながら、それとなく起こしてみるが彼は全く動かない。

その時、背を向けて寝ていたパク・ヘイルは、「おばさん、僕は初めてです」と恥ずかしそうに告白し、ヨム・ジョンアは「じゃ、ネモはどこで拾ってきたの」と本格的にパク・ヘイルに覆いかぶさるシーン。

来たる11日公開を控えた映画『少年、天国へ行く』でパク・ヘイルは“シュレック2”の猫を連想させる、潤んだ瞳をまばたきしながら“無邪気さ”を全身で熱演した。
先月31日ソウル・三成洞(サムソンドン)メガボックスで行った記者会見で、パク・ヘイルは「幼い頃の自分の姿を比較してみるいい機会になると思ったし、これからもスレずずに生きてみようという目的意識もあった」と出演意思を明かしたことがある。

彼の両極端の演技は、垢じみた“ユリム”のイメージを、純粋な“ネモ”で洗い流そうという意思の表れではなかっただろうか?“オオカミ”と“純粋”を行き来するパク・ヘイルの多様な演技は、現在撮影中の次回作『怪物』(監督:ポン・ジュノ)で再び光り輝く予定だ。

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