イ・ジョン の最新ニュースまとめ
韓国国立クァチョン(果川)科学館のイ・ジョンモ館長は18日、CBSラジオの「キム・ヒョンジョンのニュースショー」に出演し、1950年から現生人類が6回目の大絶滅の真っただ中にいると語った。
イ館長は「大量絶滅は荒唐無稽なことのようだが、実はもう徐々に起こっている。地球の長い歴史の中で、約100万年かけて少しずつ(生命体が)消えている」と述べ、「絶滅の前提条件は生物種の多様性が下がることだ。例えば、絶滅前には1000種類の恐竜10億匹がいたとして、絶滅後には100種類の恐竜が10億匹いることになる。これは多様性が急激に失われた脆弱(ぜいじゃく)な生態系と言える」と説明した。
続いて「1万年前には野生動物が99.9%に対して人間と家畜が0.1%だったが、今は人間と家畜が97%で野生動物が3%だ」と語り、「この97%のうち、32%が人間で65%が家畜だ」と付け加えた。
そして、「過去5回の大量絶滅の原因は気候変動だった。しかし、その原因はすべて自然によるもの(火山の噴火や隕石の衝突など)だったが、今の気候危機の原因はまさにわれわれだ」と語り、「私たちだけが変化すればよい。 私たちには希望がある」と人類の努力を呼びかけた。
続けてイ館長は「ひとまず(地球の上昇温度が)2度を超えてはならない。2度を超えれば、もうわれわれが変わっても無駄だ」と語り、「現在すでに温度は1.1度上昇している。しかしジェットコースターのように2度で止めることはできないので、その前に1.5度でなんとか止めたいのだ。もう1.5度までは0.4度しか残っていない」とし、事態の深刻性を強調した。
イ館長は「最も重要なのはエネルギー転換だ。建物を建てる時はエネルギー消費がないように建設し、移動時には公共交通機関を利用しなければならない」と語り、「人類が政策により解決すべきだ。一例として高校生の場合、生徒会長選挙の公約の一つとして菜食給食を行うことを掲げること」と説明した。
イ館長は「大絶滅の最後の壁はいつなのか」という質問に対して「最後の壁は100年以内」と述べながらも「この予測は楽観的すぎるかもしれない。私たちは変わらなければならない。これまで人類は(生存問題を)すべて解決してきた」と述べ、重ねて社会の変化を訴えた。
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