韓国　けさのニュース（８月１９日）

◇金与正氏　尹大統領の対北支援構想を「愚かさの極地」と拒否　北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党総書記）の妹、金与正（キム・ヨジョン）党副部長は１９日に発表した談話で、韓国の尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領が提案した北朝鮮の非核化措置に合わせて経済支援などを行う「大胆な構想」について、「愚かさの極地」とこきおろしたうえで「絶対に相手にしない」との意思を示した。◇金与正氏「韓国は発射地点すら特定できない」　巡航ミサイル巡り　北朝鮮の金与正・朝鮮労働党副部長は談話で、このほどの北朝鮮の巡航ミサイル発射地点として韓国当局の発表とは異なる地名を挙げ、韓国の情報収集能力をあざけった。金与正氏は談話で「武器試験発射地点は、南朝鮮（韓国）当局が稚拙に、口軽く発表した（西部・平安南道の）温泉付近でなく、平安南道安州市」だったと主張。「韓米間の緊密な連携の下で追跡監視と確固たる備え、という言葉を口癖のようにそらんじていた人たちが、どうしてまともに発射時間と地点の一つもはっきりさせることができないのか」と皮肉った。◇尹大統領　きょう国会議長ら招き夕食会　尹錫悦大統領は１９日、金振杓（キム・ジンピョ）国会議長をはじめとする国会議長団を大統領室に招いて夕食会を開く。夕食会には、金議長のほか金栄珠（キム・ヨンジュ）・鄭鎮碩（チョン・ジンソク）副議長、李光宰（イ・グァンジェ）国会事務総長も出席する見通しだ。尹大統領は就任後初めて迎える９月の通常国会を前に、予算案の円滑な審議と処理を要請するとみられる。◇企業の負担が大幅増　サムスン電子は原材料費２５%増　世界的な原材料価格の上昇や賃上げなどの影響で、今年上半期の主要企業の費用負担が昨年より大幅に増加したことが分かった。上半期のサムスン電子の原材料購入費用は計５８兆５２１億ウォン（約５兆９４００億円）で、前年同期比１１兆４４８２億ウォン（２４．６%）増加したと集計された。原材料費に加えて人件費も大幅に増え、同社の今年上半期の人件費（給与、退職金）は約１５兆９５３４億ウォンと前年同期比１兆９７６２億ウォン（１４．１%）増加した。◇ＢＬＡＣＫＰＩＮＫ　１年１０カ月ぶり新曲リリース　人気ガールズグループ、ＢＬＡＣＫＰＩＮＫ（ブラックピンク）が１９日、１年１０カ月ぶりとなる新曲「Ｐｉｎｋ　Ｖｅｎｏｍ」をリリースする。所属事務所のＹＧエンターテインメントは新曲について「ＢＬＡＣＫＰＩＮＫならではの魅力をより濃く、強烈に表現した曲だ」と説明した。２０１６年にデビューしたＢＬＡＣＫＰＩＮＫは「ＡＳ　ＩＦ　ＩＴ''Ｓ　ＹＯＵＲ　ＬＡＳＴ」「ＤＤＵ―ＤＵ　ＤＤＵ―ＤＵ」「ＫＩＬＬ　ＴＨＩＳ　ＬＯＶＥ」など立て続けにヒット曲を発表し、Ｋ―ＰＯＰを代表するトップクラスのガールズグループとして浮上した。 　◇新規コロナ感染者１３万８８１２人　前日より約４万人少なく　中央防疫対策本部は１９日、この日午前０時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前０時の時点から１３万８８１２人増えたと発表した。新規感染者数は前日より約４万人少ない。重症者は４９２人、新たな死者は８３人となっている。