19日、ソウル西部地裁は、火炎瓶を製造して写真を撮った後、尹大統領を殺害すると脅迫したイム被告に対し、「火炎瓶使用などの処罰に関する法律違反および脅迫容疑」で懲役1年を言い渡した。
イム氏は4月27日午前5時頃、キョンギド(京畿道)スウォン(水原)市にある本人の家で空いた焼酎瓶にシンナー・軽油を入れ、瓶の入口に新聞紙を巻き込む方法で火炎瓶を作った。イム氏は翌日午後3時半頃、コミュニティ政治掲示板に「尹錫悦を殺害し、第2の4.19を実現させましょう」というタイトルの文を掲示した。
イム氏は火炎瓶の写真とソウル・ヨンサン(龍山)警察署の略図写真を添付した後「5月9日午前0時、火炎瓶を持ってナミョン(南営)駅1番出口龍山警察署を襲撃し、銃器とパトカーを奪取しよう」とし、「龍山国防部庁舎に突進して占拠し、物理的な力で尹錫悦を権力の座から引きずり下ろそう」と書いた。
また、バスに搭乗している写真も載せ「今バスに乗った、大義のために自らを犠牲にする」と書いたりもした。
懲役1年を言い渡した判事は「(イム被告が)社会・政治的に異なる見解を持つ人々と公共秩序を維持する警察機関などを対象に威嚇を加え、自由民主主義的秩序を脅かした」とし「似たような脅迫犯罪で処罰を受けた前歴があるにもかかわらず、再度犯罪を犯しており、罪が重い」と判決した。
その一方で「イム氏が犯行を全て自白・反省しており、実際に火炎瓶を投げたり暴力行為まで及んでいない点を参酌する」と付け加えた。
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