ブルームバーグ通信などによると、ドイツの電気・ガス価格はメガワット時当たり540ユーロ(約7万4200円)を超えた。これは2か月半で2倍以上跳ね上がった価格だ。2年前はわずか40ユーロ(約5500円)だったことを考えると、14倍近く急騰した。欧州のガス価格は18日(現地時間)、メガワット時当たり241ユーロ(約3万3100)と、例年同時期と比べて約11倍高い。
ドイツは欧州内でロシアに対するエネルギー依存度が最も高い国だ。このような状況で、ロシアが欧州など西側諸国の経済制裁に対抗してガスパイプラインの供給を最大20%水準に減らしており、欧州内のガス難が深刻化している。
企業は電気やガス費用の負担を消費者に転嫁したり、廃業する計画を立てている。包装会社の1社は高いエネルギー費用に耐え切れず、製紙工場を閉鎖する計画だ。そのため、70人の労働者が職を失うことになる。
一方、ソウル経済新聞20日付の社説では、ドイツを反面教師にして、韓国も備えるよう、強調している。
同紙は対中輸出比重が23.2%に達する韓国が、「チャイナリスク」でドイツよりさらに危険な状況に直面する恐れがあると指摘する。サードや尿素水不足事態で悟ったように、中国依存が大きくなれば、中国の経済報復で、韓国も深刻な苦痛を甘受しなければならないという。
同紙は「ドイツを反面教師として、過度に偏った中国との貿易や投資を減らし、市場多角化と価値を共有する国とのサプライチェーン強化を急ぐべきだ」と指摘した。
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