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「オオカミ狩り」（監督:キム・ホンソン）は、極悪非道の犯罪者を太平洋から韓国まで移送しなければならない状況の中、これまで見たことのない極限状況に直面するハードボイルドサバイバルアクションだ。
まず最初に注目を集めるのは、まさに映画の背景となるフロンティアタイタン号の強烈なビジュアルだ。フロンティアタイタン号は太平洋を横断して犯罪者を韓国に移送する船で、これまで見たことのない新鮮な設定が興味を誘う。
公開されたスチールカットでは、フロンティアタイタン号のありのままの姿が収められ、これを背景にして繰り広げられるハードボイルドサバイバルアクションへの期待感をさらに高める。
特にチョン・ソミンが演じた"ダヨン"に導かれた海外逃亡指名手配者ミョンジュ（チャン・ヨンナム扮）の姿とは違って船舶の中を自由に歩き回る犯罪者たちの姿は、映画の中で彼らのサバイバルアクションがどう展開されるのか好奇心をくすぐる。
さらに強烈なキャラクターたちの姿を収めたカットが視線を引く。チョンドゥ（ソ・イングク扮）はインターポールの1級手配者らしく、強力班刑事たちに送られながらも意味深な笑顔を見せ、彼がフロンティアタイタン号の奪取に大きな役割を果たすことを予告する。
ドイル（チャン・ドンユン扮）は1級手配者とは対照的で、無言で何を考えているかわからない姿で、さらにキャラクターへの関心を呼ぶ。
ここに、いかなる感情もこもっていないような、謎の護送作戦総括チーム長テウン（ソン・ドンイル扮）の姿と、刑事チーム長ソンウ（パク・ホサン扮）、ダヨンの息を整えるような姿には、押し寄せるサバイバルアクションの直前の息詰まる緊張感を垣間見ることができ、映画の中のアクションをさらに期待させる。
それだけでなく、彼らと対峙するミョンジュやコンベ（ゴ・チャンソク扮）など犯罪者たちの姿もまた強烈なビジュアルで注目を集める。
「オオカミ狩り」は「メタモルフォーゼ/変身」(2019)、「技術者たち」(2014)、「共謀者」(2012)で”ジャンル映画マスター”と呼ばれるキム・ホンソン監督の3年ぶりのスクリーン復帰作品だ。公開前から、カナダのトロント国際映画祭、フランスのエトランジェ映画祭、北米のファンタスティックフェスト映画祭など、世界の映画祭を魅了している。ソ・イングク、チャン・ドンユン、ソン・ドンイル、パク・ホサン、チョン・ソミン、コ・チャンソク、チャン・ヨンナムなど、韓国映画界を代表する俳優たちが勢ぞろいして、青少年観覧不可（R18＋）映画史上、最も強烈で若いサバイバルアクションを予告する。
「オオカミ狩り」は来る9月21日に公開される。
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