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サムスン電子は「イ副会長は今月16日に訪韓したゲイツ理事長に会い、RTプロジェクトの開発結果を共有し、グローバル社会貢献活動に関する意見を交換した」と25日明らかにした。
この日の面談でゲイツ理事長は、ゲイツ財団のビジョンと現在推進中の社会貢献活動の現況を説明し、イ副会長はサムスンの技術で人類の難題解決に寄与するという旨を明らかにしたことが伝えられた。
世界有数の研究機関および大学がゲイツ財団の財政支援を受けRTプロジェクトの具現を試みたが、技術的難題および大量生産可能な原価水準の確保などにおいて困難に直面し、ゲイツ財団は2018年サムスンにRT開発への参加を要請したとされている。
サムスンは2019年から開発に着手し、3年間の研究を通してゲイツ財団の条件を満たした開発を成功させた。
サムスンによる今回の成功により、水や下水処理施設が必要ないトイレが常用化できるようになった。このことにより低開発国の衛生改善はもちろん、水資源の再生を通じた環境保全にも貢献するものと予想されている。
現在、水と下水処理施設が不足な低開発国にはトイレがきちんと設置されておらず、約9億人以上の人が野外で用を足している。このことによる水質汚染で、毎年5歳以下のこどもの36万人以上が下痢症などで死亡している。
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