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ソウル中央地裁は25日午後、特定犯罪加重処罰などに関する法律違反(運転手暴行)及び証拠隠滅教唆容疑で起訴された李元次官の容疑をすべて認定し、懲役6か月に執行猶予2年を言い渡した。
李元次官側は運転者への暴行容疑は認めながらも、証拠隠滅教唆容疑は否認する立場だったが、裁判所はこれを受け入れなかった。
裁判所は「目的地に到着したことが正しいかを確認するため、しばらく止まったタクシーの中で酒に酔ったということだけで運転者に暴行したことは決して罪責が軽くない」とし、「被告人は刑事処罰を免れたり減免を受けるため、証拠隠滅を教唆し刑事司法手続きに危険性を引き起こした」と指摘した。
また「交通事故など追加的な被害がなく、被害者から許された点を酌量した」と量刑理由を説明した。
李元次官は2020年11月6日、ソウル・ソチョ(瑞草)区所在の自宅前で酒に酔って眠っていた自分を起こそうとしたタクシー運転手の胸ぐらをつかんで、押しのけた容疑などがもたれている。李元次官は暴行場面が撮られたタクシーのドライブレコーダー映像を削除ほしいと要請するなど証拠隠滅教唆容疑もある。
当初、事件は警察で内偵を終結したが、李元次官が法務部次官に任命された後、メディアに事件が知らされるや再捜査がなされ「見逃し捜査」騒動がおきた。
このような見逃し捜査疑惑で、李元次官と共に裁判にかけられた事件担当の元警察官A被告には証拠不十分で無罪が言い渡された。
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