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26日、市場調査会社のトレンドフォースは、第2四半期の企業向けSSD市場の全体売上が、直前四半期より31.3%増加した73億2000万ドル(約1兆円)を記録したと発表した。第1四半期の成長率である14.1%より高い水準だ。
増加の要因は今年第1四半期にキオクシアで製造トラブルが発生したことと、第2四半期に北米地域のハイパースケールデータセンターと、企業のサーバー用SSDに対する資材供給が改善されたために、関連需要が増加したものとみられる。多くの企業がSSDの供給不足を避けるために、購入をあらかじめ増やした影響によるものとの分析だ。
第2四半期にサムスン電子は企業向けSSDの売上高が32億6000万ドル水準で、44.5%の市場シェアを記録した。現在、サムスンは8月初旬に開かれた米フラッシュサミットで、コンピュート・エクスプレス・リンク(CXL)関連の次世代伝送仕様製品を発表。今後も引き続き投資し、市場の主導権を維持するという戦略を立てている。
市場シェア24.4%を占め、世界的に2位を記録したSKハイニックスは、SSD出荷量を増やすため、北米企業とのパートナーシップを拡大し続けている。昨年、SKハイニックスは10%未満のシェアだったが、ソリダイム(インテルナンド事業部)を買収し、今年から20%台の市場支配力を確保した状態だ。これにより、サムスン電子とSKハイニックスのSSDシェア率は70%台を超えた。
韓国投資証券のチェ・ミンスク研究員は「NANDは需給悪化で来年末まで値下げが持続する。しかし、サムスン電子は占有率と収益性の面で1位を続けている。SKハイニックスは、ソリダイム買収によるシナジーが発揮され、企業用SSD収益性が改善されるだろう」と述べた。
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