国会国防委員会で答弁する韓国の李鐘燮・国防部長官(国会写真記者団)=29日、ソウル(聯合ニュース)
国会国防委員会で答弁する韓国の李鐘燮・国防部長官(国会写真記者団)=29日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の李鐘燮(イ・ジョンソプ)国防部長官は29日の国会国防委員会で、日本で開かれる海上自衛隊創設70年を記念する国際観艦式への参加を「積極的」に考慮しているとの報道について、「報道内容の『積極』は正しくない」として、「(国内で)憂慮されている部分を考慮し、国際観艦式の慣例などを総合的に考慮して決める」と答弁した。 海自は1月、11月に開かれる観艦式に韓国などを招待しており、韓国の国防部と海軍は参加を検討している。だが、自衛隊旗には日本の軍国主義の象徴である旭日旗が使われるため、韓国内では観艦式への参加を巡り論争が起きている。 2018年に韓国・済州島で開かれた国際観艦式では韓国が日本に対し、旭日旗の掲揚自粛を要請。日本は参加を取りやめた。 李氏は18年の前には日本の艦艇に自衛隊旗(旭日旗)が掲揚されたまま2回ずつ、互いの観艦式に参加したと説明した。 革新系野党「正義党」の裵晋教(ペ・ジンギョ)国会議員は「旭日旗が掲揚された日本の海上自衛隊の国際観艦式に参加することは国民情緒上、不適切だ」と指摘し、明確な方針をまとめるよう求めた。 
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