国会国防委員会で答弁する李鐘燮・国防部長官(国会写真記者団)=29日、ソウル(聯合ニュース)
国会国防委員会で答弁する李鐘燮・国防部長官(国会写真記者団)=29日、ソウル(聯合ニュース)
◇海自観艦式への参加 国防相「積極的に考慮」ではない 李鐘燮(イ・ジョンソプ)国防部長官は29日の国会国防委員会で、日本で開かれる海上自衛隊創設70年を記念する国際観艦式への参加を「積極的」に考慮しているとの報道について、「報道内容の『積極』は正しくない」として、「(国内で)憂慮されている部分を考慮し、国際観艦式の慣例などを総合的に考慮して決める」と答弁した。◇北朝鮮核実験場に特異な動向なし ICBM発射準備は継続 李鐘燮国防部長官は国会国防委員会で、北朝鮮は核実験を実施できる状態にあるが現在、特別な動向はないと明らかにした。李氏は北朝鮮の北東部・豊渓里にある核実験場の動向について、「3番坑道は核実験が可能な状態で、特異な動向は確認されていない」と報告。ミサイルについては大陸間弾道ミサイル(ICBM)や短距離弾道ミサイル(SRBM)などの発射準備を続けていると明らかにした。◇韓銀総裁「物価上昇率5%以上続けば物価安定を優先すべき」 韓国銀行(中央銀行)の李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁は28日(現地時間)、経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」が開かれた米ワイオミング州でブルームバーグテレビのインタビューに応じ、利上げの可能性を問われると「あらかじめ約束したくはない。不確実性を考慮すれば、データに基づいて決定しなければならない」として、「韓国の物価上昇率が引き続き5%以上を維持すれば、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長のように韓国銀行も物価安定を優先すべきだ」と述べた。ブルームバーグは、物価が引き続き統制不能な場合、李総裁はインフレを抑えることに集中するだろうとして、今後も大幅な利上げの可能性があると説明した。◇中秋節の祭祀費用 前年比6.4%増 社団法人韓国物価協会によると、26~29日にソウル、仁川、釜山、大邱、光州、大田の伝統市場で今年の秋夕(中秋節、今年は9月10日)の祭祀用品29品目の平均価格を調査した結果、4人家族の祭祀費用は27万7940万ウォン(約2万8600円)で、前年同期(26万1270ウォン)比6.4%高かった。主要農産物の価格急騰が影響した。29の調査品目のうちホウレンソウなど21品目の価格が上昇し、クリなど7品目は下落した。◇大統領室秘書官2人が辞意表明 事実上の更迭か 大統領室が秘書官級の高官の交代を検討しているとされる中、政務首席秘書官室所属の秘書官2人が同時に辞意を表明したことが分かった。大統領室高官が伝えた。辞任という形を取っているが、事実上の更迭との見方が出ている。大統領室は、保守系与党「国民の力」の李俊錫(イ・ジュンソク)前代表に対する懲戒を巡って党内の対立が続く中、国会とのチャンネルの役割を担う政務ラインが本来の役割を果たせていないと判断し、人事刷新によって政務機能を再編する方策を検討してきた。◇入国前のコロナ検査廃止を 感染症諮問委が提言 国家感染症危機対応諮問委員会は、海外から韓国への入国前に行う新型コロナウイルス検査を廃止し、入国直後の検査に代替するよう政府に提言したと発表した。同委の鄭錡碩(チョン・ギソク)委員長は「(韓国への)帰国前、外国を出発する48時間前に行うPCR検査と24時間前に行う迅速抗原検査は最終的に廃止すべきだ」として、24日に開かれた感染症諮問委員会の第4回会議でこのような意見がまとまったと説明した。
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