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会社員の朴某さんは最近、引越しの準備をしていてびっくりすることがあった。引き出しに入れておいたiPhoneのバッテリーが膨らみ、背面パネルまで広がったままになっていたからだ。朴さんは「使っていたスマートフォンを他人に売る気になれず保管してきたのに、バッテリーがこのように膨らむとは思わなかった。知らないうちに爆発して火災が起きたらどうしようと思うとぞっとした」と述べた。
バッテリーが膨らむ現象を指す‘スウェリング(膨張)’。バッテリーのスウェリングはリチウムイオンバッテリー内部で化学的反応が起き、ガスが発生して膨らむ現象を意味する。平たい形のバッテリーで主にこのようなことが見られる。
バッテリーが100%に充電されたにもかかわらず、持続的に過充電したり、逆に長期間放置して過放電した場合に発生する。使用中のスマートフォンだけにスウェリング現象が起きるわけではない。この他、バッテリー内部のショート・静電気、使用中の外部衝撃、生産過程での製品不良なども原因として挙げられている。
したがって、スマートフォンをはじめとするバッテリーが搭載された電子機器を長期保管するなら、周期的に点検して充電容量を一定に維持させるのが良い。またバッテリー残量も50~70%くらいが適している。
このようにしていてもバッテリーのスウェリングが発生した場合、ただちに使用を中止し、新しいバッテリーに交換しなければならない。バッテリーが膨らんだ状態で充電を続けると、ややもすれば爆発する恐れがあるためだ。また絶対に、圧力を加えたり、専門的な知識なしに膨張した部分に穴を開けてはならない。
もしも、外部カバーがたくさん開いたり、離れるほどひどく膨らんだり、バッテリーから音や臭いがしたら、最悪の場合、火災や爆発などの危険があるため、ただちに廃棄しなければならない。ただし、実際に「放電されたスマートフォンに爆発まで起きる確率は低い」と業界関係者は説明した。
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