鼻の中に投与するワクチンが相次いで「緊急承認」=中国(画像提供:wowkorea)
鼻の中に投与するワクチンが相次いで「緊急承認」=中国(画像提供:wowkorea)
1週間(9月5日~11日)のグローバル製薬・バイオ業界の問題を集めた。 今週は新型コロナウイルスワクチンの新たな代案に対するニュースが注目された。

中国北京日報は、現地製薬企業のカンシノ・バイオロジクス(以下、カンシノ社)の新型コロナウイルスワクチン「コンビデシア」の吸引型バージョンが国家衛生健康委員会の建議と国家医薬品監督管理局の同意を経て、ブースターショット用(追加接種)として緊急使用承認を受けたと報じた。

昨年3月に中国の医薬品監督管理局の臨床試験の承認を得てから約1年6か月後のこととなる。世界的に「吸入型の新型コロナウイルスワクチン(鼻の中に投与する形態)」のブースターショット使用を承認したのは今回が初めてだ。

カンシノ社によると、今回使用承認を得た吸引型ワクチンは、注射型の5分の1の量だけ投薬すればよく、接種の過程で痛みがなく、安全で便利だ。2~8°Cで安定的な保管および運搬が可能な点も特長の1つだ。

中国に続き、インド政府も自国のメーカーによって開発された吸引型の新型コロナウイルスワクチン「BBV154」について緊急使用を承認した。インド保健部長官は6日(現地時間)、ツイッターを通じて、バラート・バイオテック社の鼻腔用「BBV154」がインド中央医薬品標準管理局(CDSCO)から緊急使用承認を受けたと明らかにした。遺伝子組換え型のワクチンで18歳以上にのみ接種することができる。

業界関係者は「吸入型の新型コロナウイルスワクチンは注射を直接打たなくてもいいので、局所反応などの副作用も少ない」とし「SKバイオサイエンス(302440)など国内外の関連企業もエンデミックに備えて積極的に開発に乗り出している」と説明した。
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