同公団は23日、自社財政管理室に勤める債権担当職員が約46億ウォンを横領したと明らかにした。同公団では直ちに該当職員をカンウォン(江原)ウォンジュ(原州)警察署に刑事告発し、口座を凍結措置している。
公団は前日午前、業務点検で該当職員の横領を確認。同職員は海外に滞在中であることが分かった。そのため、捜査と被害金の追徴に困難をきたす恐れがあるとみられる。
同公団はこの職員の業務権限を剥奪し、内部手続きによって懲戒をくだす方針だという。また、被害最小化のために警察と緊密に協力していると説明している。
今回の横領規模の46億ウォンは、公団内部で発生した犯罪の中で最大規模の金額だ。
2013年国政監査では2008~2011年公団職員8人が保険料過誤納還付金や競売配当金、療養費公金、保険料などを横領し、5億1000万ウォン(約5132万円)を横取りしたという事実が判明した。
昨年は公団職員が2017~2018年に、公団が発注する事業入札関連で合計約1億9000万ウォン(約1912万円)のわいろを受け取り、裁判で10年の重刑を宣告された。
国民の健康保険料を管理する公団で、準公職者の身分である公団職員が大規模な横領を犯したことについて、管理不良の責任を避けられないという指摘が出ている。
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