韓国のユン・ソギョル(尹錫悦)大統領は28日、クァンジュ(光州)を訪れ「グローバルAI(人口知能)競争力を世界3位にまで引き上げ、データ市場規模を2倍以上育てる」と語った。また「光州が名実ともに韓国のシリコンバレーとして生まれ変わるよう、制度的・財政的支援を惜しまない」と語った。

尹大統領はこの日の午前、光州のキム・デジュン(金大中)コンベンションセンターで ”非常経済民生会議”を主宰し「何よりもデジタル人材養成のため、政府のあらゆる力を集中させていく」と語った。

尹大統領は、今月22日に国連総会出席のためニューヨークで発表した「ニューヨーク構想」を強調した。ニューヨーク構想は「デジタルを通じて、新政府の核心国政価値を実現する」というデジタルマスタープランである。尹大統領は「AI分野においてリードしているカナダで両国の協力強化方案を論議し、専門家たちとはAI技術の産業化について深く討議した」とし、「ディープラーニングの父」と呼ばれているジェフリー・ヒントン教授が語った「カナダがAI強国へと飛躍した背景」について説明した。

ヒントン教授は、尹大統領に「カナダの多様性を尊重する文化的基盤」「政府による過度でない適切な水準の絶え間ない支援」「研究者たちの活発な交流と競争」と伝えたという。

尹大統領は「政府はニューヨークで発表したデジタル構想、またきょう発表するデジタル戦略を土台として、わが国をデジタル強国へと飛躍させる体系的な準備をしていく」とし「半導体・量子コンピュータ・メタバースのような多様な戦略分野に集中投資し、超人類・超格差技術を確保していく」と語った。

特に「デジタル技術は、人間の自由を拡大することに寄与しなければならない」とし「今準備している ”デジタルプラットフォーム政府”は、行政サービスの画期的改善とともに、わが社会の安全網をより一層きめ細かく繋げていくだろう」と語った。

つづけて「デジタルはそれ自体が技術であると同時に、社会にとてつもない変化と革新を与える一つの革命だ」とし「また、その中心にはAIがある」と語った。

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