一方、輸出は23か月連続の増加を続けているが、4か月連続で1桁の増加率にとどまっている。
韓国の産業通商資源部(経済産業省に相当)は「先月(9月)の輸出が前年同月対比で2.8%増加した574億6000万ドル(約8兆3182億円)、輸入が18.6%増加した612億3000万ドル(約8兆8639億円)とそれぞれ暫定集計された」と1日明らかにした。これにより貿易収支は37億7000万ドル(約5458億円)の赤字を記録した。
貿易収支はことし4月から6か月連続で赤字が続いている。6か月以上連続の赤字は「1995年1月~1997年5月」以降25年間全くなかった。
輸出は歴代9月の最高実績である昨年9月の559億ドル(約8兆923億円)に比べ15億ドル以上上回った575億ドル(約8兆3240億円)を記録し、9月の最高実績を更新した。これにより輸出は、23か月間増加が続いている。
しかし、ことし5月には前年同月対比で21.4%増加していた輸出増加率は、6月5.3%・7月9.2%・8月6.6%・9月2.8%と4か月連続で1桁の増加率にとどまっている。
一方輸入は7か月連続で600億ドル(約8兆6859億円)台を記録している。大規模なエネルギー輸入などの影響により原油・ガスなどのエネルギー輸入額は前年同月の99億ドル(約1兆4331億円)に比べ80億ドル以上増加した180億ドル(約2兆6058億円)となり、輸入の増加を主導している。
ことしの1~9月における貿易収支の赤字累積額は288億7600万ドル(約4兆1802億円)で、貿易統計が開始された1956年以来66年ぶりに最大値を記録した。ことし全体で貿易赤字を記録する場合、グローバル金融危機があった2008年以降14年ぶりに年間の赤字を記録することになる。
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