北ミサイル発射で5年ぶり「Jアラート」発令、北海道・青森住民に避難呼びかけ=韓国報道(画像提供:wowkorea)
北ミサイル発射で5年ぶり「Jアラート」発令、北海道・青森住民に避難呼びかけ=韓国報道(画像提供:wowkorea)
北朝鮮が中距離弾道ミサイルと推定されるものを発射したなか、日本ではJアラートが発令され北海道、青森県の住民に「避難」を呼びかけた。

 韓国メディア「マネートゥデー」によると、北朝鮮のミサイルが日本上空を通過したのは2017年9月15日以来、初めて。

 日本政府は北朝鮮ミサイルの自国上空通過により即時「全国瞬時警報システム(Jアラート)」を発令した。Jアラートは国民保護に関する情報を人工衛星を通じて即時、自治体に伝達するものだ。

 このJアラート発令を通して、北海道と青森県の住民に対し「ミサイル発射。ミサイル発射。北朝鮮からミサイルが発射されたものとみられます。建物の中、又は地下に避難してください(原文まま)」と避難が呼びかけられた。

 北朝鮮のミサイル発射に関して松野官房長官は4日午前、「(北朝鮮が発射したミサイルは)日本の東北地方を飛び越え、4日午前7時44分ごろに太平洋上の日本のEEZ外に落下したものとみられる」と述べた。また、現時点でミサイルによる被害の報告は「ない」と伝えた。

 同件に関して岸田首相は「北朝鮮が弾道ミサイルを発射し、わが国上空を通過し太平洋上に落下したとみられる」とし、北朝鮮に対して「強く非難する」と言及。そのうえで、ミサイル発射による落下物がないかの確認、情報の収集・分析、そして各国との連携を指示したと明かした。

 これに先立ち、韓国軍合同参謀本部は4日、北朝鮮が弾道ミサイルを発射したと発表。この日、北朝鮮が発射したミサイルは「中距離弾道ミサイル」と推定され、日本上空を通過したとみられる。

 合同参謀本部は、北朝鮮が同日午前7時23分ごろ(日本時間同)、北部チャガンド(慈江道)ムピョンリ(舞坪里)付近から東方向に向けて、中距離弾道ミサイル1発を発射したとみられることを明らかにした。続けて「現在、韓国軍は監視および警戒を強化したなか、米韓間で緊密に協力して万全の態勢を維持している」と伝えた。

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