ミサイルの飛行距離は約4500キロ、高度は約970キロ、速度はマッハ17(音速の17倍)と探知された。北朝鮮のミサイルが日本列島を越えるのは2017年以来、約5年ぶりとなる。
北朝鮮が1月30日、同じ場所から発射したIRBM「火星12」の飛行距離は約800キロ、高度は約2000キロで、最高速度はマッハ16とされていた。
北朝鮮のIRBM発射を受け、韓国軍制服組トップの金承謙(キム・スンギョム)合同参謀本部議長は米側と会議を開き、情報を共有するとともに北朝鮮のいかなる脅威や挑発にも連合防衛体制を強固にすることを確認した。
韓国軍は「北の度重なる弾道ミサイル(発射の)挑発行為は韓米同盟の抑止と対応能力を一層強化させ、国際社会からの孤立を深めるだけ」と指摘。「北の弾道ミサイル発射は朝鮮半島はもちろん、国際社会の平和と安定を害する重大な挑発行為で国連安全保障理事会決議に対する明白な違反であり、強く糾弾し直ちに中断することを促す」と求めた。そのうえで、「北のいかなる挑発にも圧倒的に対応できる能力に基づき、確固たる対応態勢を維持していく」と強調した。
韓国軍は北朝鮮の追加挑発に備え、米国と連携し関連動向を追跡・監視している。
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