北朝鮮の朝鮮中央通信は10日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が先月25日から今月9日まで行われた朝鮮人民軍の戦術核運用部隊、長距離砲兵部隊、空軍飛行隊の訓練を指導し、「敵と対話する内容もなく、その必要性も感じない」と述べたと報じた=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
北朝鮮の朝鮮中央通信は10日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が先月25日から今月9日まで行われた朝鮮人民軍の戦術核運用部隊、長距離砲兵部隊、空軍飛行隊の訓練を指導し、「敵と対話する内容もなく、その必要性も感じない」と述べたと報じた=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国軍は10日、北朝鮮が8日に戦闘機約150機を動員して「大規模航空攻撃総合訓練」を実施したと発表した。 軍当局は6日、北朝鮮が戦闘機8機と爆撃機4機を動員し、編隊飛行と空対地射撃訓練を行ったと発表したが、その2日後に武力示威が行われたことは明らかにしていなかった。 北朝鮮の朝鮮中央通信は10日、「朝鮮東海に再進入した米海軍の空母を含む連合海軍の海上連合機動訓練が行われている中、史上初めて約150機の各種戦闘機を同時出撃させる朝鮮人民軍空軍の大規模航空攻撃総合訓練が行われた」と報じた。 北朝鮮の戦闘機は韓国軍が設定する特別監視線を越えることなく飛行し、韓国空軍は対応飛行などの措置を取った。 150機の動員は6日に北朝鮮の戦闘機と爆撃機が特別監視線を南側に越えて行った示威飛行の10倍を超える規模で、極めて異例といえる。 北朝鮮空軍は戦闘機約600機を保有しているとされるが、実際に運用可能な数はこれよりはるかに少ない点を踏まえると、旧型のプロペラ機や実戦に使用しない訓練用などを含めた戦力を全てかき集めたとみられる。 また、北朝鮮軍は8日に「新型空中兵器システム」の発射実験も行ったと発表した。韓国軍は、今月5日に韓米両軍が連合攻撃編隊群の飛行中に行った精密誘導爆弾(JDAM)による精密爆撃訓練に対応したものとみている。 北朝鮮が発射した兵器は把握されていないが、JDAMのように一般の無誘導爆弾に誘導機能を加えた新型精密誘導兵器である可能性も持ち上がっている。 さらに、北朝鮮は8日に東部戦線一帯で長距離砲部隊を動員して砲兵火力訓練を行ったと明らかにした。韓国軍は、北朝鮮が弾道弾ではなく一般のロケット砲などを動員したと把握した。
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