北朝鮮は4日、「火星12」の改良型と推定されるIRBMを発射し、同ミサイルは日本列島の上空を通過して約4500キロを飛行した。
韓国軍合同参謀本部によると、韓米両軍は5日午前0時50分ごろ、北東部の江原道・江陵からATACMSを各2発ずつ、計4発発射したが、韓国軍が発射した2発のうち1発が朝鮮半島東の東海上の仮想標的に向かって飛行中に姿が見えなくなった。
このため、軍はミサイルが仮想標的に命中したかどうかを確認することができなかった。残りの1発と米軍が発射した2発は標的に命中したという。
軍は発射後に報道資料で「ATACMSを東海上に発射して仮想標的を精密に打撃し、追加の挑発を抑止するための連合戦力の対応能力を誇示した」と発表していた。
軍は、ミサイルは信号が途絶えるまで決められた通りの軌道で飛行しており、発射実験ではなく対抗措置という性格だったため、標的に命中するかどうかに焦点を合わせたわけではないと説明した。
一方、4日午後11時ごろには、韓国軍が対抗措置として発射した弾道ミサイル「玄武2」が直後に基地内に落下する事故もあった。
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