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国家安保室は報道資料で、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に北朝鮮の挑発に関する内容を迅速に報告し、NSC常任委で対応策を協議したと発表した。
韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮の軍用機約10機が13日午後10時半ごろから14日午前0時20分ごろにかけ、韓国軍が有事に備えて北朝鮮上空に設置している「戦術措置線」より南の空域を威嚇飛行した。北朝鮮は続いて午前1時49分ごろ、平壌・順安付近から朝鮮半島東の東海へ短距離弾道ミサイル(SRBM)1発を発射した。14日未明には、2018年9月の南北軍事合意に基づき設定された黄海、東海の緩衝区域内に砲撃を加えた。
NSC常任委の委員は、最近になって北朝鮮が過去に例を見ない頻度で弾道ミサイルを発射しており、発射の時間や場所が多様になっていることに注目した。韓国側が定期的に実施する正当な射撃訓練を口実に、北朝鮮が軍事合意違反となる海上緩衝区域内への砲撃を強行し、威嚇飛行や違法な弾道ミサイル発射といった敵対行為で軍事的緊張を高めていると強く糾弾した。
出席者は、北朝鮮の挑発には必ず代償が伴うことを強調し、米国、日本をはじめとする国際社会との対北朝鮮協力の必要性を確認した。北朝鮮のあらゆる弾道ミサイル発射は国連安全保障理事会決議の違反だとし、安保理理事国の責任ある役割も促した。
また、来週から予定されている「護国訓練」などにより韓米連合防衛体制を強化していくことで一致した。
この日の会議には朴振(パク・ジン)外交部長官、権寧世(クォン・ヨンセ)統一部長官、李鐘燮(イ・ジョンソプ)国防部長官、金奎顕(キム・ギュヒョン)国家情報院長のほか、NSCや国家安保室の高官らが出席した。
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