合同参謀本部によると、北朝鮮は14日午前1時20分ごろから同25分ごろまで南西部の黄海道から黄海に向け約130発、午前2時57分ごろから3時7分ごろまで南東部の江原道から東海へ約40発、それぞれ砲兵射撃を実施した。海上の南北軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)の北側には南北軍事合意に基づいて緩衝区域が設定されているが、同区域内で北朝鮮軍の砲弾の落下が捉えられた。韓国領海への落下は確認されていない。
また北朝鮮は午前1時49分ごろ、平壌・順安付近から東海へ短距離弾道ミサイル(SRBM)1発を発射した。飛行距離は約700キロ、高度は約50キロ、速度はマッハ6(音速の6倍)程度とみられている。韓米の情報当局が詳しく分析中だ。
これらを受け、金承謙(キム・スンギョム)合同参謀本部議長はラカメラ韓米連合軍司令官(在韓米軍司令官兼務)との会議で、状況を緊密に共有しながら北朝鮮の相次ぐ威嚇と挑発に対し韓米の連合防衛体制を一層堅固にすることを確認した。
韓国軍は「SRBM発射も国連安全保障理事会決議の違反であり、こうした北の度重なる挑発を朝鮮半島はもちろん国際社会の平和と安定を損ねる行為として厳重に警告する。直ちに中断するよう強く促す」と述べた。
軍はさらなる挑発に備え、韓米連携の下で北朝鮮の動向を追跡、監視している。
Copyright 2022YONHAPNEWS. All rights reserved. 40