【ソウル聯合ニュース】韓国の人気グループ、BTS(防弾少年団)が17日、メンバー7人全員が兵役の義務を果たすことを宣言した。1992年生まれの最年長メンバー、JIN(ジン)から順に入隊するという。 他の韓国男性グループと同様に、BTSもメンバー全員での活動に空白期が生じることになり、世界のK―POPファンの関心が集まっている。 業界関係者らは、メンバー全員が軍服務を終えるまでグループ活動は難しいと見ている。 SUPER JUNIOR(スーパージュニア)やEXO(エクソ)など、他の人気グループの場合、軍服務中のメンバーを除いた残りのメンバーでグループとしての活動を行うケースがあった。 しかし、BTSはメンバーが「7」という数字のタトゥーを入れるほど、「メンバー7人で一つ」という意識が強いことに加え、BTSを擁する総合エンターテインメント企業、HYBE(ハイブ)がソロ活動やユニットでの活動に積極的ではない。 実際、BTSのデビュー後、メンバーのうち初めてJ-HOPE(ジェイホープ)が今年7月にソロ曲を発売するまで9年を要した。それ以前のメンバーのソロ曲は「ミックステープ」(非正規の作品)という形で発表されていた。 JINをはじめとするメンバーがいつ入隊するのかについては、全面的に各自の選択になるため、メンバー全員での活動再開の時期は予想するのが難しい。 所属事務所のビッグヒットミュージックは17日、ファンコミュニティーアプリ「Weverse」を通じて、「当社とメンバーは、2025年あたりにはBTSが7名でのグループ活動を再開することを希望している」としたうえで、現時点で正確な時期を特定することは難しいと説明した。 1997年生まれの最年少メンバー、JUNG KOOK(ジョングク)が法改正の恩恵などを受けず、29歳時の2026年に入隊すれば、28年になってようやく7人での活動が再開できるようになる。 ただ、業界関係者らは、7人での活動に対するメンバーたちの思いが強いことから、グループ活動再開の時期が28年よりも早まると予想している。 グループ活動の空白期間にファンらは各メンバーのソロ活動に期待を寄せることになる。 メンバーのソロ活動は、J-HOPEが7月にソロ曲「MORE」を発表したのを機に始まった。JINのソロシングルも発表を控えている。RM(アールエム)、SUGA(シュガ)、V(ブイ)、JIMIN(ジミン)、JUNG KOOKもそれぞれ音楽的成果を発表する見通しだ。 BTSが今年6月にユーチューブを通じてソロ活動を並行すると明らかにしたのは、入隊を念頭に置いた「布石」だったとみられる。メンバーによるソロ活動もグループ活動に劣らず、世界の市場に大きい影響を与えることが予想される。 JUNG KOOKが米シンガーソングライターのチャーリー・プースとコラボレーションした曲「Left and Right」は米ビルボードのメインシングルチャート「ホット100」で6月のリリース後、14週連続でランクインしたほか、JUNG KOOK、JIN、JIMIN、Vのメンバー4人と米国のプロデューサー兼シンガーソングライターのベニー・ブランコ、ラッパーのスヌープ・ドッグがコラボした曲「Bad Decisions」は同じチャートで10位に入った。 BTSは15日に南部・釜山で開いた2030年国際博覧会(万博)の釜山誘致を願う無料コンサートで、「信じて待っていてほしい」といった内容のメッセージを出していた。兵役に関する今回の発表を念頭に置いたとみられる。
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