“検証された”作品・監督・ジャンルに進出するというのは、言葉ほど容易くはない。だからだろうか。ハリウッドに進出する韓国俳優たち全員が、できるだけ冒険を最小化する方向で進出している。無難な着陸を目標にしているのだ。言うなれば“石橋をたたいて渡る”ように、慎重に渡る傾向にある。

Rain(ピ) の最新ニュースまとめ

Rain(ピ)チョン・ジヒョンは、すでに映像化されている“検証済みの”作品に出演した。Rainは日本アニメ『マッハGoGoGo』を原作にした『スピード・レーサー』に、新人レーサー役として出演し、ドイツで撮影を終えた。1994年に『スピード・レーサー』というタイトルで、テレビシリーズ化されている作品である。Rainは「主演でオファーを受けた作品もあったが、『マトリックス』のウォシャウスキー兄弟が手がけた作品ということでこの作品を選んだ」と明かしたことがある。
チョン・ジヒョンが出演した『ブラッド・ザ・ラスト・バンパイア』は、去る2000年に日本で制作された作品だ。検証された作品を通じて、海外進出のプレッシャーを最小化するという戦略だ。

新しい作品への違和感を、韓国スタッフの参加で柔和するというケースもある。
チャン・ドンゴンが現在、ニュージーランドで撮影中の映画『Laundry Warrior』の場合、ケイト・ボスワースが相手役として出演。『七剣 セブンソード』や『墨功』の<ポラム映画社>が共同プロデューサーとして参加し、全てがアメリカで作られる映画とは差別化される。また、演出は韓国のイ・スンム監督が務める。

イ・ビョンホンは米国のジョシュ・ハートネット、日本の木村拓哉と共に『I Come with the Rain』に出演する。単独で主演を演じるよりも、各国のスターたちと共に、多国的な人気を博したいという戦略だ。この作品が米国とフランス合作映画であるように、チャン・ヒョクが主演を演じた『Dance Of The Dragon』もまた、韓国とシンガポール、米国の合作映画だった。

ソン・ヘギョは、ハリウッドではなくニューヨークを選んだと強調する。ソン・ヘギョが現在、撮影中の映画『Fetish』は、巨大ハリウッド資本が投じられる映画ではなく、米国でも独立映画に該当する。さらに80%程度の英語を駆使しなくてはならない映画で、米国進出の第1歩にするには十分な作品でもある。

ドラマ『ロスト(Lost)』で、すでに米国市場で認知度を広めたキム・ユンジンは「独立映画の主演を演じるか、大作映画の助演を演じるかのジレンマに陥っている」と告白しことがある。彼女たちが注意深く渡る石橋が、がっしりと伸び、ブロックバスターの主演に発展することを、韓国映画界は慎重に願っている。

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