元会長などを相手に2,200億ウォン台の損害賠償訴訟を提起=韓国アシアナ航空(画像提供:wowkorea)
元会長などを相手に2,200億ウォン台の損害賠償訴訟を提起=韓国アシアナ航空(画像提供:wowkorea)
韓国のアシアナ航空が、横領の疑いで1審で有罪を言い渡されて法廷拘束された「クモ(錦湖)アシアナグループ」のパク・サムグ元会長と「錦湖建設(前錦湖産業)」を相手に2,000億ウォン(約210億円)台の損害賠償を請求する訴訟を提起した。

100% の最新ニュースまとめ

法曹界と業界によると19日、アシアナ航空は13日にパク・サムグ元会長と元グループ役員の3人、錦湖高速・錦湖産業を相手に2,267億ウォン(約240億円)の損害賠償訴訟をソウル南部地方裁判所に提起した。

パク・サムグ元会長は公正取引法違反、特定経済犯罪加重処罰法上の横領・背任などの疑いで起訴され、今年8月の1審で懲役10年を宣告されて法廷拘束された。錦湖産業の持分買収のため、系列会社の資金3,300億ウォン(約350億円)を横領した容疑で起訴された。

パク・サムグ元会長は株式の100%を保有した特殊目的法人の錦湖企業(現錦湖高速)を立ち上げ、グループの持株会社でアシアナ航空の親会社であった錦湖産業の持分を買収しようとした。錦湖ターミナルなどの系列会社4社の資金3,300億ウォン(約350億円)を引き出して産業銀行などの債権団が保有した錦湖産業の株式買収代金として使った疑いなども受けた。

アシアナ航空など9社の系列会社を動員して錦湖企業に1,306億ウォン(約140億円)を無担保の低い利子で不当支援させて、錦湖企業の特殊関係人である自分に利益が戻ってくるようにした疑惑も含まれた。アシアナ航空が持っていた錦湖ターミナルの株式100%を錦湖企業に安価で売却した疑いもある。

これに先立ち、裁判所はともに起訴された元グループ役員の3人にも懲役3~5年の実刑を宣告した。錦湖産業の法人は公正取引法違反の疑いで罰金2億ウォン(約2,100万円)を宣告された。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 99