韓米軍事委員会が米国防総省で開催された(韓国軍合同参謀本部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
韓米軍事委員会が米国防総省で開催された(韓国軍合同参謀本部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は20日、軍制服組トップの金承謙(キム・スンギョム)合同参謀本部議長と米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長が19日(米東部時間)に米国防総省で定例の韓米軍事委員会(MCM)を開催したと発表した。ミリー氏は持続的な拡大抑止の提供も含め、韓国に対する米国の防衛コミットメントの意思を改めて示した。

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 今回の会議は、金氏の合同参謀本部議長就任後初めて対面で開催される韓米軍事委員会となった。韓国から金氏とイ・ヨンス合同参謀本部戦略企画本部長、米国からはミリー氏とインド太平洋軍のアキリーノ司令官が出席。韓米連合軍司令部を代表してラカメラ司令官(在韓米軍司令官兼務)も出席した。

 金氏とミリー氏は、共同の献身と持続的な韓米同盟が揺るぎないことを再確認した。地域と朝鮮半島の安全保障状況に対し認識を共有し、連合防衛体制の発展や米軍主導の韓米連合軍が持つ有事作戦統制権の韓国軍への条件に基づいた移管など、安保課題全般を議論した。

 核の脅威をちらつかせ相次ぐミサイル発射で挑発するなど地域を不安定化させる北朝鮮の行動と、その対応についても話し合った。ミリー氏は韓国への拡大抑止の提供など、米国の防衛コミットメントの意思を改めて示した。

 両氏は8月に韓米両軍が実施した合同演習「乙支フリーダムシールド(UFS)」に関し報告を受けた。同演習では、有事作戦統制権を将来的に行使することになる韓国軍主導の「未来連合軍司令部」の完全運用能力(FOC)検証が円滑に行われ、両氏は条件に基づいた作戦統制権移管への重要な進展として評価した。

 両国は朝鮮半島の非核化に向けた持続的な取り組みにとどまらず、朝鮮半島の平和と繁栄、自由で開かれたインド太平洋の維持に向けても、国防と安保協力の重要性を認識した。

 韓米軍事委員会は韓国防衛の戦略指示と作戦指針を韓米連合軍司令官に提供し、両国の軍事課題を議論する定例会議。1978年に始まり、毎年ソウルとワシントンで交互に開催されている。


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