キム・ユジョン の最新ニュースまとめ
マイデイリーは、最近ソウル・チョンノ(鍾路)区ソギョク洞のあるカフェでキム・ユジョンにインタビューを行った。去る21日、彼女が主演するNetflix映画「20世紀のキミ」は全世界約190カ国で公開された。
「20世紀のキミ」は、ある冬に届いたビデオテープの中の1999年の記憶、17歳だった少女ボラ(キム・ユジョン扮)が親友ヨンドゥ(ノ・ユンソ扮)の初恋をかなえようと愛のキューピットになって巻き起こる初恋観察ロマンス物だ。公開わずか3日でNetflixグローバルトップ10映画(非英語)部門の2位になり、熱い人気を得ている。それだけでなく韓国をはじめ日本、台湾、ブラジル、メキシコなど33カ国のトップ10リストにも名前をあげた。
キム・ユジョンは映画の中でナ・ボラに扮(ふん)し熱演を広げた。ナ・ボラは友達のためなら何だってやる義理堅さ、親友ヨンドゥの片思いを応援するためにターゲットであるペク・ヒョンジン(パク・ジョンウ扮)の一挙手一投足を見守っては伝達するマメさ、テコンドー有段者のたくましさ、自分でも気づかないうちに訪れた初恋と友情の間で揺れる心まで、多彩な顔を持つ立体的なキャラクターだ。
キム・ユジョンは2003年、5歳の時にCMで芸能界デビューしてから約20年、長い間、大衆から愛されている。ドラマ「ニューハート」(2007)、「イルジメ~一枝梅」(2008)、「風の絵師」(2008)、「トンイ」(2010)、「九尾狐伝~愛と哀しみの母~」(2010)、「階伯」(2011)、「太陽を抱く月」(2012)、「メイクイーン」(2012)、「黄金の虹」(2013)、「秘密の扉」(2014)など多数のドラマに出演した。ドラマ「ラブリー・アラン」(2015)、「雲が描いた月明かり」(2016)、「とにかくアツく掃除しろ!~恋した彼は潔癖王子⁉~」(2018)、「コンビニのセッピョル」(2020)、「ホンチョンギ」(2021)、映画「同窓生」(2013)、「優しいうそ」(2014)、「殺人の輪廻」(2015)、「大好きだから」(2017)、「第8日の夜」(2021)などでも活躍した。
この日、キム・ユジョンは「幼い時から俳優ではない他の道を考えたことがなかった」と明らかにして注目を集めた。彼女は「高校に入るころ、これからどんな道を歩いて行こうか最も悩んだ時期だったが、俳優以外の道を考えたことは一度もない」ときっぱりと言い切った。
彼女は「他の道を考えてみる時間すらなかったし、そんなことを考えもしなかった。あまりにも当たり前のように俳優という仕事をしてきて、自分が最も自信を持ってできる仕事がこの仕事なんだという思いだ」と演技への情熱をアピールした。
キム・ユジョンは「ただ、撮影していると体のバランスが崩れる瞬間が来る。そんな状況が有った時は、自分が自分を苦しめているのかなと悩んだことはある」と付け加えた。
自分のような道を歩いている子役出身の俳優たちに向けて、惜しみない応援も送った。キム・ユジョンは「最近、子役出身俳優たちがうまく行っていてうれしい。なぜかわからないけど、彼らには仲間意識が有って、ずっと応援していたい。会っても会わなくてもどこにいても、応援したい気持ちが生まれる。みんなそれぞれの道を歩いているけど、知らないところでお互いを応援しあっていると思う。その気持ちが届かなくても自然にそうなる気がする。みんながうまく行ったらいいなという気持ちが多い。互いにうまく行けばそこからまた力をもらったりする。『私ももっと頑張らなくちゃ』って思ったりもするし。何より昔から一緒にやってきた仲間たちなので、お互いに恥ずかしくないように頑張ろうという気持ちが大きい」と話した。
さらに彼女は「私が直接出て行ってアドバイスしたりとかはしないけど、そういうのにまた力をもらうことも有るので、この間、(ハン)ヒョジュ先輩が私に『大変なことがあったら気楽に話しなさい』と言ってくださったように、私もそんなふうに言ったりする。私もまだ次のステップを踏んでいく過程であるけど、これがまた簡単ではない。だから私と同じように悩んでいる友達や後輩には元気でいてほしい、傷つかないでほしいと思う。うまく行かなくて大変だけど、できるだけ苦しまないようにするにはどうしたらいいか悩んでいた。子役俳優たちが気楽に演技できる環境が整うまで子役のままでいたいとインタビューで話したことも有る。もちろん、撮影環境がどんどん良くなっている状況だけど、みんながもう少しリラックスできたらいいなと、混乱の時期を経験しないといいなと思う。自我が形成される時期にすでに仕事をしているということは、俳優という仕事以外にも、本人にとっても、両面性がある。その部分にとても心配がある。だからと言って、私があまり言いすぎるのも、自分で感じて経験してこそわかることなので」と真剣に語った。
キム・ユジョンは「私も、仕事をしながら傷ついたり混乱したり、不安定な時期もあって、自分自身のアイデンティティを探した時期が有った」と打ち明けた。
「幼い頃から、スポンジのように、ものすごく吸収した。でも実際、私の歳はまだ若くて、自ら『自分がどこまで悩むべきで、どこまで考えなければならないか』とたくさん悩んだ。その時、私はキャリアよりも年齢に重点を置いた。私は20代前半で、まだまだこれから経験することがいっぱいあるから。いくら幼い頃から社会生活をしてきたと言ってもまだまだ分からないことがたくさんあるよ、と自分に言い聞かせた」と明かした。
キム・ユジョンは「今は、混乱期を過ぎて、安定して安らかな状態だ。ひたすら自分一人で考えて、自分で選んで、耐え抜く力を育てようと頑張ってきた結果だと思う。本当にいろんな方法を試みた。PT、ピラティスなど、運動もいろいろ頑張ってるし、趣味もたくさんあって、一人旅もして。こんなふうに一人の時間を過ごしながら強くなれた。大人になってから、一つずつ、ゆっくり解決していって、うまく乗り越えたと思う。今では、ちょっと大変な状況や困難に直面しても、その部分について大げさに考えない」と伝えた。
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