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鄭大世の所属チームであるJ2のFC町田ゼルビアは28日、チームのホームページを通じて、「鄭大世が今シーズンを最後に選手生活を終える」と明らかにした。
鄭大世は所属チーム通じて、「多くをサッカーからもらい、今は心が満たされている」とし「あの頃想像もできなかった舞台で夢中で走った17年間に、終了の笛を吹き、終止符を打つ。悠然と胸を張ってスパイクを脱ぎます」と感想を伝えた。
鄭大世は韓国国籍を持つ父親と解放前からの朝鮮国籍を維持した母親の間に生まれた在日同胞だ。2006年にJリーグの川崎フロンターレでプロ選手生活を始めた後、2010年にドイツ・ブンデスリーガ2部VfLボーフムに入団した。
その後、ドイツのFCケルンを経て、2013年に水原三星に入団し、2年半の間にわたってKリーグでプレーしながら72試合に出場し、23ゴール8アシストを記録した後、2015年7月に清水エスパルスと契約して日本に復帰した。
2020年にアルビレックス新潟へレンタル移籍した鄭大世は、昨年からJ2のFC町田セルビアで選手生活を続け、38歳で今季リーグ34試合(先発は10試合)に出場し、6ゴールを記録するほど衰えを見せない技量を誇っていた。
また、鄭大世は北朝鮮の国家代表としても大きな足跡を残した。国内のファンからは「人民ルーニー」というニックネームもつけられた。
2007年6月に北朝鮮の国家代表チームでデビューした鄭大世は、Aマッチ33試合に出場して15ゴールを記録した。2010年の南アフリカ共和国ワールドカップ(W杯)にも北朝鮮代表として参加した。
鄭大世は2017年、妻のミョン・ソヒョン氏とともに韓国の夫婦芸能テレビ番組に出演するなど、放送活動も活発に行ってきた。2018年のピョンチャン(平昌)冬季五輪を前に聖火リレーの走者としても参加した。
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