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大佐を艦長とする乗組員137人の昭陽は、10月29日に韓国南部の鎮海港を出発した。日本到着後は観艦式参加国の隊員とスポーツ行事やレセプションなどを通じて交流する。
昭陽は6日に国際観艦式に参加した後、7日まで東京湾一帯で行われる捜索・救難共同訓練(SAREX)に参加する。韓国と日本、米国、英国、オーストラリア、カナダ、インド、インドネシア、マレーシアなど観艦式に参加する13カ国の艦艇30隻、哨戒機P3Cなどが動員される。
昭陽は10日ごろ寄港する予定。
韓国と日本は1999年からSAREXを開始し、韓国が2015年に日本の観艦式に参加した際も実施した。2017年以降は行っていない。
観艦式に合わせ、7、8の両日は西太平洋海軍シンポジウム(WPNS)が開かれる。韓国から李鍾皓(イ・ジョンホ)海軍参謀総長が出席する。観艦式参加国だけでなく、中国なども含む約30カ国が参加し、他国艦艇と海上で予期せず遭遇した場合の行動規範を定めた「海上衝突回避規範(CUES)」などを取り上げる見通しだ。
韓国は2002年と15年に日本の観艦式にそれぞれ駆逐艦を派遣している。日本は1998年と2008年に韓国の観艦式に参加した。
韓国は今回、7年ぶり参加となる日本の観艦式に戦闘艦でなく軍需支援艦を派遣した。観艦式のハイライトである対艦敬礼で、太平洋戦争当時の旧日本軍の軍旗のような旭日の意匠を用いた海自の自衛艦旗に韓国の戦闘艦乗組員が敬礼する姿を見せることを避けたといえる。
韓国は18年に南部・済州島での国際観艦式に日本を招待した際、海自の自衛艦旗でなく国旗の掲揚を要請した。日本は参加自体を取りやめた。
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