米ワシントンの韓国文化院で記者会見する李国防部長官=3日、ワシントン(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
米ワシントンの韓国文化院で記者会見する李国防部長官=3日、ワシントン(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ワシントン聯合ニュース】韓国と米国は10月31日(日本時間)から実施している大規模な空軍合同訓練「ビジラント・ストーム」の期間を1日延長し、今月5日まで訓練を続ける。韓米定例安保協議(SCM)のため訪米している韓国の李鐘燮(イ・ジョンソプ)国防部長官が3日(米東部時間)の記者会見で「大統領の指針でなく、私が米国防長官に要請してもう1日延長した」と明らかにした。 李氏は「この訓練自体は毎年実施してきたもの」とビジラント・ストームに言及。「今回は少し規模を大きくした」と述べた後、期間延長を説明した。 オースティン米国防長官も同日、SCM終了後の韓米の共同記者会見で「李長官とビジラント・ストームの延長を決めた。これによりわれわれの備えを強化することになる」と述べている。 最新鋭ステルス戦闘機F35AとF15Kをはじめとする韓米の軍用機約240機が参加する大規模訓練は当初、今月4日(日本時間)までを予定していた。だが北朝鮮が3日午前に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射するなど挑発のレベルをさらに引き上げたことから、韓米は同日、協議した上で訓練期間の延長を決めた。いつ終了するかには言及していなかった。 延長決定を受け北朝鮮の朴正天(パク・ジョンチョン)朝鮮労働党書記(軍事担当)は談話を発表。ビジラント・ストームの期間延長を「非常に危険で間違った選択」としながら、「取り返しのつかない重大な過ちを犯したことを思い知るだろう」と威嚇した。談話発表直後の3日夜、北朝鮮は朝鮮半島東の東海に向けて短距離弾道ミサイル(SRBM)3発を発射した。 北朝鮮は先月28日から今月3日までに少なくとも33発のミサイルを発射し、ビジラント・ストームへの反発を示している。
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