韓国の科学技術情報通信省と韓国インターネット振興院(KISA)によると、親ロシア派ハッカー集団のキルネットは同日午前5時45分(韓国時間)、テレグラムに米国主要空港に対する攻撃メッセージを掲載した。
同組織は最近、フィラデルフィアやポートランド、ロングビーチなど米国8か所の空港ウェブサイトにDDoS攻撃を実施。米国だけでなく、日本や欧州などにもサイバー攻撃し、一時的な障害を起こしている。同省とKISAは、韓国内のDDoS攻撃に対する探知を強化する一方、航空関連企業や機関など主要基盤施設の管理者にも、セキュリティモニタリングの強化を求めた。
また、データ暗号化通信に使われるプロトコル(TLS/SSL)のオープンソースライブラリ「OpenSSL」におけるセキュリティの脆弱(ぜいじゃく)性に対して、セキュリティアップデートを督励した。現在はOpenSSLプロジェクトの危険度4段階中、上位2段階に該当する「High」等級の危険段階が発令されている。これは攻撃者が悪用する場合、サービス接続障害などの被害が発生する段階だ。
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