日韓のベンチャー企業・業界をつなぐ、「新韓フューチャーズラボ日本」を開設＝韓国新韓金融グループ

新韓金融グループは3日、東京で「新韓フューチャーズラボ日本」の開所式を行ったと7日、発表した。同様の施設としては、2016年のベトナム、2019年のインドネシアに続く3か所目となる。同社は日本のスタートアップ育成を通じて日韓間のベンチャー企業と業界をつなぎ、両国のデジタルトランスフォーメーション（DX）を加速させる計画だ。

同社は昨今の日本におけるモバイル決済市場を中心としたフィンテック（ITを活用した金融サービス）業界の成長と、政府によるスタートアップ支援政策の拡大に着眼し「新韓フューチャーズラボ日本」の開設を進めてきた。同施設を通じて、韓国スタートアップの日本進出、日韓のスタートアップによる交流プログラムの運営、日本のスタートアップの発掘と投資など、スタートアップ育成に向けた多様な支援を行う予定だ。

さらに新韓銀行日本法人（SBJ）との協業を通じて、韓国スタートアップに対する金融業務支援のほか、電子契約といった新事業も進めていく。

新韓金融グループのキム・ミョンヒCDO副社長は「両国の長所を生かしつつ不足する部分を補い合うことで、未来の産業をリードする多様な価値を創出していく」と述べた。