韓国科学技術情報通信部と韓国航空宇宙研究院(韓宇院)、韓国電子通信研究院(ETRI)は7日、「タヌリ」が宇宙からデータを送信したと発表した。
「タヌリ」の宇宙インターネット機材は、地上とは異なり通信が随時途切れる宇宙において、データ転送がきちんと行われるか検証するために開発された。ETRIが韓宇院、アメリカ航空宇宙局(NASA)ジェット推進研究所と共に、8月25日(約121万キロメートル)と10月28日(約128万キロメートル)の2回にわたり宇宙インターネット機材の性能を検証した結果、いずれもデータ送信に成功した。
同部と韓宇院は9月15日から1か月間、高解像度カメラを使って毎日1回、月の公転を撮影。9月24日には15枚の写真を撮影する中で、月が地球を通過する過程も収めた。
また10月9日には、ガンマ線分光計でブラックホール誕生のきっかけとなるガンマ線バーストも観測した。
「タヌリ」は7日現在、地球から約105万キロメートル離れた地点で秒あたり0.54キロメートルずつ移動している。来月17日まで約600万キロメートル進んで月軌道に到達した後、速度を下げて12月末には任務を開始する計画だ。
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