＜梨泰院事故＞から2週間…「7万総決起・ろうそくデモ」も＝韓国

韓国のイテウォン（梨泰院）で事故が発生して2週間が過ぎたが、追悼の波は依然として続いている。週末、ソウル都心のあちこちでは梨泰院事故の犠牲者を追慕する大規模デモが開かれ、9万人余りが集まる予定だ。進歩と保守市民団体の対抗デモも続く予定で、土曜日の夕方まで都心の交通渋滞が予想される。

　警察によると、「民主労総」は12日午後3時から7万人規模の全国労働者大会を開催する。 △建設労組（3万3000人）△金属労組（1万8000人）△サービス労組（6000人）など17の労組は午後0時30分から都心のあちこちで事前デモを開催した後、スンレムン（崇礼門）〜ソウル市役所一帯に合流する。「全国労働者大会」は午後5時まで進行し、サムガクチ（三角地）駅方面の行進はしない。

　進歩性向市民団体である「ろうそく勝利転換行動」は午後5時、三角地駅付近で「梨泰院事故の責任者処罰要求デモ」を開く。1万人が集まる予定であり、行進はせず午後7時まで進行する。5000人規模でデモを届け出た「全国民衆行動」は、午後5時30分から崇礼門付近で政府糾弾デモを開く。

　保守性向の団体である「新自由連帯」は午後3時から対抗デモを開く。前政権を糾弾するデモを進めていた新自由連帯は先週、梨泰院事故犠牲者追慕デモを行った経緯がある。チョン・グァンフン牧師が率いる「自由統一党」も同じ時刻、ソウル・チョンノ（鍾路）区トンファ（東和）免税店前で1万人規模の大規模デモを開く。

　中・高校生も再びろうそくを灯す。「ろうそく中高生市民連帯」約100人はこの日午後3時、地下鉄5号線クァンファムン（光化門）駅2番出口前で「第1次ユン・ソクヨル（尹錫悦）退陣中高生ろうそくデモ」を開き、三角地駅に移動しろうそく行動デモと合流する。大学生で構成された尹錫悦退陣大学生運動本部の約150人も同時刻、ソウル鍾路区チョンゲ（清渓）広場で集会を終えた後、合流する。

　ソウル警察庁はセジョンデロ（世宗大路）で集会が行われている間、緊急車両移動通行路を除いた全車線を統制する予定だ。デモ・行進区間には案内立て看板60枚を設置し、交通警察350人余りを配置する。