オランダ・スペイン・サウジなど各国首脳が“サムスントップ”李在鎔副会長に「会いたがる理由」

サムスン電子の”トップ”イ・ジェヨン（李在鎔）副会長が18日、スペインのペドロ・サンチェス首相と面談する。前日（17日）午後にはオランダのマルク・ルッテ首相、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子と会うなど、欧州各国の首脳らと相次いで面会する。

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　スペインの首相室と財界によると、李副会長はこの日午後、ソウル市内でサンチェス首相と面談をおこなう。首相室は前日、公式ホームページにサンチェス首相の韓国訪問日程を発表し、李副会長と会う予定だと明かした。

　李副会長はこの日午前、故イ・ビョンチョル サムスングループ創業会長の死去35年追悼式に出席。その後ソウルに移動し、サンチェス首相に会うとみられる。サンチェス首相もユン・ソギョル（尹錫悦）大統領と面談した後、李副会長との面談を予定している。

　サンチェス首相は李副会長と会ってスペインの半導体関連投資構想を話し合い、投資協力を要請するものと予想される。スペイン政府は、半導体産業に120億ユーロ（約1兆7000億円）規模の投資計画を明かしていた。

　サンチェス首相は前日（17日）、サムスン電子のピョンテク（平沢）キャンパスを訪問。スペインの首相が韓国国内のサムスン電子事業所を公式訪問するのは、今回は初めてだ。サンチェス首相に同行したマロト産業・通商・観光相ら主要省庁の長官、次官らおよそ40人は、サムスン電子のDS部門キョン・ゲヒョン社長やファンドリー事業部のチェ・シヨン部長ら主要経営陣と面会したと伝えられている。