韓国仁川空港、「航空機地上移動3Dナビゲーション」の運用に成功(画像提供:wowkorea)
韓国仁川空港、「航空機地上移動3Dナビゲーション」の運用に成功(画像提供:wowkorea)
インチョン(仁川)国際空港公社は最近、日本の福岡空港を出発し仁川空港に到着したチェジュ(済州)航空7C1403便の「航空機地上移動3Dナビゲーション(A-SMGCS Onboard)試験運用」に世界で初めて成功したと、25日明らかにした。

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航空機地上移動3Dナビゲーションは、空港の地上管制システムの航空機監視、移動経路・衝突危険情報などをリアルタイムで航空機に転送し、操縦士に視覚的な移動経路などを提供するシステムだ。これについて国際民間航空機関(ICAO)は、航空機の地上移動の安全を保障し効率性を極大化する「航空機地上移動の最高等級(A-SMGCS Level 5)」に規定している。

空中飛行状態の航空機は各種通信・航行システムからデジタル情報を提供されるのに比べ、地上移動中には航空灯火・標識施設などのアナログ施設に依存しており、公社は今回の試験運用の成功をアナログからデジタル情報に転換するチャンスとみている。

公社は、このシステムが本格的に導入されれば航空機の滑走路・誘導路への誤進入を防止し、航空安全事故を先制的に予防するとみている。また、仁川空港に就航する航空便を基準とし年間1631時間の航空機の地上移動時間を短縮するなど空港運営の効率性を向上し、これにより1万3515トンの二酸化炭素の排出量を削減するものと期待している。

公社は今回の試験運用の結果をもとに来年7月の本格導入に向け、総合試験、関連基準改定などを推進する計画だ。

仁川空港公社のキム・ギョンウク社長は、「航空機の地上移動ナビゲーションは航空機の安全と運航効率性を高めるため必ず達成しなければならない課題」とし、「公社は持続的にシステムを改善し、政府、航空会社と緊密に協業するなど、世界初の航空機地上移動の最高等級を達成するため努力していく」と話している。
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