ピーク不明 1日の感染者数20万人を想定し対応準備 = 韓国(画像提供:wowkorea)
ピーク不明 1日の感染者数20万人を想定し対応準備 = 韓国(画像提供:wowkorea)
疾病管理本部は、新型コロナウイルスの第7波のピークに達したかどうかを判断するには早いと述べ、最悪の状況を想定し、1日の感染者数20万人レベルに対応可能な病床を確保する方針だ。

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 25日、中央事故収拾本部のパク・ヒャン防疫総括班長は定例会見で、この冬の新型コロナウイルスの第7波に備え、医療対応計画を発表した。

 中央災害安全対策本部は今回の第7波での最大感染者数を1日5万人から20万人と予測した。パク班長は「一部の専門家の中では今週が流行のピークであると予測しているが断定できない。週の後半に増加傾向にあるので警戒している。12月の初旬もしくは来年1月までの間に下位系統の影響を受ける可能性がある」と述べた。

 韓国政府は、入院需要に対し積極的に対応するため、第7波で予想されている1日の感染者数20万人に対応可能な病床を確保する。まず、重軽症者用の病床は専門性の高い総合病院を中心に確保する。中等症病床は高齢・寝たきり患者の治療のための専門療養病院を追加確保し、合計330病床を28日から段階的に再稼働する。

 医療関係者が常駐しない介護弱施設のために運営している外部医療チームは来年1月まで運営を延長し、診療及びワクチンの接種を支援する。ワクチン接種の実績が優秀な自治体と施設にはインセンティブを提供する。

 外来診療の場合、在宅治療者が診療を受けやすいようにするため夜間・休日対応の医療相談センターを拡大し、地域医療と連携して抜け目ない診療システムを維持する。

 救急患者の迅速な移送と診療のために、地域医療システムを活用して医療機関及び病床など地域内の医療資源の状況を定期的に共有する。先に診療、後から検査の原則を適用するなど、救急救命室の運営指針の改正事項の案内を継続する。

 今月30日に終了予定だった在宅治療医療相談、外来診療、入院治療費支援は12月31日まで延長される。ただし、来年1月からは流行状況と対象者別の支援の必要性などを考慮し、現行対比50~100%水準で等級ごとに支給し、今後の流行規模を継続的にモニタリングしていつ終了するかを検討する予定だ。パク班長は「今年の冬の再流行にも問題なく対処し、国民が安心して医療機関を利用できるよう準備を徹底する」と述べた。
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