尹大統領「フェイクニュース追放のためのデジタル規範の必要性」に共感＝韓国

韓国のユン・ソギョル（尹錫悦）大統領は1日「フェイクニュースを追放し民主主義を守るため、デジタル規範を作らなければならないということに積極的に共感する」と語った。

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尹大統領はこの日、ソウルの大統領室で開かれた大韓民国学術院の学者たちとの昼食懇談会で「民主主義を生かすための運動の1つとして、デジタル規範の必要性に関し国民との共感の輪が形成されるよう、政府も関心をもって努力する」と語ったと、韓国大統領室の報道官が伝えた。

この発言は、学術院の副会長であるソウル大学のイ・ジョンボク名誉教授の助言に対する答えである。

イ副会長は「民主主義政治は合理的討論により国民の合意を引き出す制度であるのに、明白な事実を否定し合理的討論を拒否すれば民主主義は危機に直面する」とし「わが国だけでなく世界民主主義の先進国たちが、“フェイクニュース”と “非合理的な強引さ”により病んでいる」と指摘した。

つづけて「これはデジタル通信に起因したものであるため、今こそデジタル規範を正しく立てなければならない」と強調した。

韓国大統領室の関係者は「世界民主主義の先進国でも、フェイクニュースや誤った情報に対し皆が悩んでいる」とし「多くの先進国が代案を出しているが、1つの方案によりデジタル規範を立てることが重要で、早期に教育が必要で様々な技術的な方案が必要だという点を提案した」と説明した。

大韓民国学術院は、韓国を代表する学術機関である。学術研究の経歴が20年以上で学術発展に顕著な功績のある場合にだけ会員になることができ、任期は一生である。

尹大統領は「生涯を学問研究に捧げ、後学養成のために献身した学術院の苦労に敬意を表す」と語った。