ファン・ヒチャン の最新ニュースまとめ
決勝トーナメント進出に向けて、最低でも勝つことが必要だった韓国は、前半5分、先制を許すも、27分にキム・ヨングォン選手のゴールで同点に追いついた。後半は得点を奪えないままアディショナルタイムに突入。ポルトガルのコーナーキックからのこぼれ球をエースのソン・フンミン選手がペナルティーエリアの近くまでドリブルで持ち込み、スルーパスしたボールにファン・ヒチャン選手が合わせて勝ち越した。
同じ時間、同組のウルグアイ対ガーナ戦は、ウルグアイが2-0でガーナを破り、韓国と勝ち点と得失点差で並んだが、リーグ戦でのゴール数の合計で韓国がウルグアイを上回り、ボルトガルに次いでリーグ2位となって決勝トーナメント進出を決めた。チームの主将であり、決勝点をアシストしたソン・フンミン選手は試合後「ハードなゲームになると思っていたし、本当にハードなゲームだった。選手たちはあきらめずに頑張った。僕は選手のみんなを信じているし、誇りに思っている」と話した。
ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領も、チームにお祝いのメッセージを送った。試合直後、自身のSNSを更新し、「皆さんが見せてくれた闘志と情熱は国民に大きな感動を与えた。新たな挑戦は再び始まる。これまで準備していた潜在力を十分発揮し、試合を楽しんでほしい。勝敗に関係なく、大韓民国のサッカーの可能性を世の中に見せつけてほしい。私も応援します」と称え、次戦での活躍にも期待を寄せた。
また、大韓サッカー協会は代表チームの選手全員に、1人当たり1億6000万ウォン(約1654万円)の報奨金を贈る。6日のブラジル戦に勝利した場合はさらに上乗せし、1人当たり2億ウォン贈るという。
1日(現地時間)には日本がスペイン戦に2-1で勝利し、2大会連続の決勝トーナメント進出を決めた。この結果が刺激になった側面もあるといい、Jリーグでプレーした経験もあるチョン・ウヨン選手は読売新聞の取材に「日本戦をみんなで見ていた。豪州と日本が先に上(16強)に行って、やる気が高まった」と明かした。
韓国は6日(日本・韓国時間)午前4時、グループGの1位のブラジルと対戦する。ブラジルはW杯史上最多の優勝5回を誇る強豪。世界ランキングは1位(韓国は28位)だ。今大会も、グループリーグでセルビアに2-0、スイスに1-0で勝利して早々と決勝トーナメント進出を決めた。最終戦でカメルーンに0-1で敗れたが、2勝1敗でG組1位となった。韓国戦には、1次リーグ初戦で左足首を負傷し、第2戦以降、欠場が続いたエース、ネイマール選手が出場する可能性もある。ちなみに韓国は過去にブラジルと7回対戦しており、勝ったのは1999年の1度だけ。6日の試合も厳しい戦いが予想される。
今大会はアジア勢の活躍が目立っている。アジア勢では過去最多となる日本、韓国、豪州の3チームが決勝トーナメント進出を果たした。キム・ジンス選手は読売新聞の取材に「アジアがどんどん強くなっていることを世界に見せたい」と語った。
日韓両チームが決勝トーナメント進出を果たしたことから、早くも「日韓戦」への期待が高まっている。決勝トーナメントで両チームが共にベスト8に勝ち進むと実現する。これまで、両チームがW杯本大会で対決したことは一度もない。ツイッターでは「日韓戦見たい!!! がんばれ日本、韓国!! 」「奇跡の日韓対決観たい」「決勝とトーナメントでの日韓対決が実現したら最高に熱いよね」などといった声が上がっている。また、木原誠二官房副長官は4日に出演したフジテレビの番組で、両チームが次戦で共に勝つことを前提に「ベスト4(が懸かる戦い」で日韓戦が見てみたいと語った。
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