死亡した兵士、自死ではなく「銃器事故」…匿名の情報か=韓国(画像提供:wowkorea)
死亡した兵士、自死ではなく「銃器事故」…匿名の情報か=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国・カンウォンド(江原道)に位置する韓国陸軍の前方部隊で、兵士1人が銃傷を追って死亡したなか、「自死ではなく、銃器の誤発事故があった」という内容の匿名情報があり、再捜査を求めている。

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 5日、MBCによると、死亡したキム某氏(21)の遺族は事故から数日が過ぎ、遺族さえ知らなかった「事故」を明かす匿名の情報提供者から「キム兵士は、懐中電灯を拾おうとして銃器事故を起こした可能性があり、1発が発射された」との情報提供を受けたという。

 遺族は、この情報提供が軍内部の者でなければ知り得ることのない内容まで含まれていたと判断し、これを軍に知らせたが、軍当局は「根拠がなく、信ぴょう性がない」とだけ回答した。

 これについて、死亡したキム兵士の父親は、MBCのインタビューで「本当にやましいことがなければ、最初から部隊が隠蔽(いんぺい)するのような雰囲気を与える必要がない。あったことをそのまま伝えればいいだけではないか」と怒りをあらわにした。

 父親が公開した軍関係者との通話にも、軍当局の「不適切な対処」が盛り込まれていた。

 この通話で父親が「このような事件があったら、わたしの立場としては軍隊を100%信じることができない」と抗議すると、軍関係者は「そう思うのならば、こちらとしてはどうしようもない。われわれは何を信じてほしいとお願いすることはできない」と答えていた。

 遺族は、軍がほかの事故の可能性は排除して、自ら命を絶った可能性だけを強調したと主張している。

 同件について、軍当局は「さまざまな可能性を念頭に置いて捜査中で、遺族に関連内容を共有している」と明かした。

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