韓国メディア「イーデイリー」は9日に、ロイター通信などを引用して、米ジョージア州で現代自動車グルーがSKオンと共同で海外工場を建設すると報じた。
両社は8日(現地時間)、ジョージア州アトランタのバートウ郡に電気自動車用バッテリー工場を建設することにしたと発表。工場の稼働は2025年に予定している。両社は最近、北米の電気自動車バッテリー供給協力のための業務協約(MOU)を締結した。
この工場で生産するバッテリーは、ジョージア州サバンナにある現代自動車工場に供給するためのものだ。両工場の距離は車で4時間と近く、300マイル(約480キロ)の距離だ。
両社は工場の正確な投資規模については明らかにしていない。ただ、ジョージア州側は「両社がバートウ郡に40億~50億ドルを投資し、3500個以上の働き口を創出するだろう」と伝えた。
韓国バッテリーメーカーの米国進出は、最近目立って増えている。バイデン政権の「メイド・イン・アメリカ」の基調に歩調を合わせ、米国を最大の生産基地に育成している。
一方、韓国日報は10日付の社説で、生産基盤が韓国から海外に移転する問題について、対策が必要だと憂慮を示した。
同紙は「韓国の主力企業が米国に相次いで設備投資することは、国内経済にとって決して良いことだけではない」と指摘。「国会で議論中の法人税引き下げ案はもちろん、企業の規制全般を国内産業基盤の強化レベルで再検討する必要がある」と述べた。
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