李明博氏(左)と金慶洙氏(資料写真)=(聯合ニュース)
李明博氏(左)と金慶洙氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国で年末に実施される見通しの特別赦免(恩赦)を巡り、法務部が23日に赦免審査委員会を開き、対象者の審査を行う。法曹関係者が14日明らかにした。 同委員会は韓東勲(ハン・ドンフン)法務部長官が委員長を務め、同部の次官と検察局長、大学教授、弁護士ら計9人で構成される。 赦免審査委は対象者を最終選定し、特赦の権限を持つ尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に報告する。対象者は27日に開かれる首相主宰の閣議を経て、28日午前0時に特赦される見通しだ。 関係者の間では8月の光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)に合わせた特赦で対象に含まれなかった李明博(イ・ミョンバク)元大統領が今回対象になる可能性が高いとみられている。李氏は在任中の収賄や横領の罪に問われ、2020年10月に懲役17年の実刑判決を受け収監された。与党関係者は「特別な事情がなければ、李元大統領は今回の特赦の名簿から外されることはないだろう」と伝えた。 親文在寅(ムン・ジェイン)派として知られる金慶洙(キム・ギョンス)前慶尚南道知事も特赦の対象に含まれる可能性がある。金氏はインターネットでの不正な世論操作に関与したとし業務妨害罪で21年7月に懲役2年が確定しており、来年5月には刑期満了を迎える。 前政権で経済副首相兼企画財政部長官を務めた崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)元国会議員、また朴槿恵(パク・クネ)政権で国家情報院(国情院)の院長を務めた南在俊(ナム・ジェジュン)、李丙ギ(イ・ビョンギ)=元駐日大使=、李炳浩(イ・ビョンホ)の3氏、前政権で青瓦台(大統領府)の政務首席秘書官を務めた田炳憲(チョン・ビョンホン)氏も特赦の候補として名が挙がっている。
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