LCDテレビパネルの国内生産を停止...今月末の予定=LGディスプレイ(画像提供:wowkorea)
LCDテレビパネルの国内生産を停止...今月末の予定=LGディスプレイ(画像提供:wowkorea)
「LGディスプレイ」が液晶表示装置(以下、LCD)テレビパネル工場の生産停止を検討している。低価格を武器に攻勢を繰り広げてきた中国製パネルに押されて収益性が悪化したためだ。

同社は14日、「国内LCD TV生産工場の生産終了を検討中であり、関連手続きに従って決定され次第、再公示する予定」と伝えた。該当工場はキョンギド(京畿道)パジュ(坡州)に位置するP7工場で、業界は今月末中に生産が停止されるものとみている。

P7工場は43インチや50インチなど、さまざまなサイズのLCDテレビパネルを生産している。今後、LGディスプレイは、LCDテレビパネルを中国広州工場でのみ生産する予定だ。同社がP7工場を停止すれば、国内ではLCDテレビパネルの生産の流れが途絶える。サムスンディスプレイは既に上半期にLCD事業を終了した。

LGディスプレイは当初、来年中にP7工場の生産を停止する計画だった。しかし、営業赤字が続くなど、収益性の確保が難しくなると、稼動停止時期を早めた。

国内ディスプレイメーカー各社は、以前からLCD事業の出口戦略を練ってきた。長い期間にわたって中国政府の支援を背景に市場に参入した中国企業の低価格攻勢のためだ。韓国は2004年以降、世界LCD市場のシェア1位を10年間維持してきたが、2017年以降は中国企業等の追撃によってシェアは徐々に低くなった。2018年には30.6%のシェアを記録した中国が1位となり、韓国は2位(29.2%)に押し出された。
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