青瓦台(大統領府)は17日、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領がBBK関連疑惑を再捜査するよう指揮権発動の検討を指示したことで、大統領選挙への介入や政治的中立性を疑う論議が上がっていることに対し、「選挙介入をうんぬんする主張は大統領や政府に対する深刻な冒とくであり、断固として対応していく」との立場を明らかにした。
 千晧宣(チョン・ホソン)報道官は定例会見で、ハンナラ党公認の李明博(イ・ミョンバク)候補がBBK設立を自認した講演を収めた動画が公開されるに当たり、青瓦台(大統領府)は関与しておらず、李明博候補が工作的なものであるかのように主張していることはとんでもないことだと述べた。青瓦台は新たに発見された非常に明白で李明博候補側も否定していない事実により、国民の疑惑が広まっていく状況を注視し、法と原則に基づき必要かつ適切で適法な措置を取ったのだと強調した。

 その上で、こうした状況を捨て置いては国と共同体の信頼が崩れ、選挙政局はかえって混乱するとし、指揮権発動の検討を指示したのは、検察の捜査結果の是非を問うものではなく、国民が信頼できる措置を取るためで、大統領選挙を理由に取るべき措置を留保したり、異なった判断を下すことこそ、政治的中立性を損なうものだと述べた。

 青瓦台はこれまで、BBK関連疑惑に関する検察の捜査結果発表などについて一切立場表明などを行わなかった。李明博候補の動画公開を機に「指揮権発動の検討指示」という積極的な態度を示したことについて、「公開された動画はこれまでの李候補側の主張とは確然とした差があり、新たな事実を提起した。こうした事実に対して大したことではないと見過ごすわけにはいかないということは明確ではないか」と反問した。


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