韓国産ロケット「ハンビッ-TLV」、19日午後6時に初の試験打ち上げ=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国産ロケット「ハンビッ-TLV」、19日午後6時に初の試験打ち上げ=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国のロケット開発を手掛けるスタートアップ「イノスペース」が独自開発したエンジン検証用のロケット試験機「ハンビッ-TLV」の打ち上げ日が、19日に確定した。

当日までの準備過程と気象状況に異常がなければ、韓国時間19日午後6時に打ち上げを行う。

「ハンビッ-TLV」は4日、ブラジルのサンルイスにあるマレシャウ・クーニャ・マシャド国際空港に輸送された後、アルカンタラ射場に到着した。

イノスペースは現在、移動式発射台の設置を終え「ハンビッ-TLV」の組み立てと起立試験を終えた状態だ。打ち上げ当日までは、リハーサルなど最終的な手順を残すのみとなっている。

「ハンビッ-TLV」の打ち上げには、同社による衛星打ち上げサービス事業のための2段式小型ロケット「ハンビッ-ナノ」に使う、出力15トンクラスのハイブリッドロケットエンジンの性能を検証する目的がある。「ハンビッ-TLV」は高さ16.3メートル、直径1.0メートル、重さ8.4トンの1段式ロケットで、搭載するハイブリッドロケットエンジンは1台となる。

このほかイノスペースは、ブラジル空軍傘下の宇宙システム調整実行委員会(CCISE)と締結した契約に基づき、試験打ち上げにおいても慣性航法システム「SISNAV」を搭載し飛行データを収集する予定だ。

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