アン・ジョンファン の最新ニュースまとめ
韓国代表の指揮は2018年からベント氏が取ってきた。韓国代表では4年4か月で通算57試合を指揮し、35勝13分け9敗の成績を残した。今回のカタール大会で、韓国はグループHに入り、1勝1分け1敗でウルグアイ代表と勝ち点で並んだものの、総得点の差で2010年大会以来となる決勝トーナメント進出を決めた。
先月28日のグループリーグの対ガーナ戦では、アディショナルタイム10分過ぎに韓国がコーナーキックを獲得したものの、主審がコーナーキックの機会を与えず試合終了のホイッスルを鳴らした。これにベント監督は主審に詰め寄り猛抗議。レットカードを受け、次戦の指揮が取れなくなるということもあった。ベント監督はその後の会見で退場処分について「まず、選手たちに申し訳ないと言いたい、チームのために仕事をしているが、試合後にあのような姿を見せて申し訳ない」と謝罪しつつ、退場処分を下した審判に対して「チームに対する尊重が足りないと思ったし、判定の一貫性が不足していた」と批判した。
韓国代表は決勝トーナメント進出を果たしたが、5日(現地時間)のブラジル戦に1-4で敗れ、今大会を終えた。日韓大会以来、自国開催以外で初のベスト8進出はならなかったが、韓国代表を2010年大会以来のベスト16に導いた手腕は韓国内で高く評価された。
試合後、ベント氏は今大会限りでの退任を示唆していたが、韓国サッカー協会は13日、ベント氏の退任を正式に発表した。退任に際し、ベント氏は「代表チームでの時間が終わり、自分の気持ちを伝えたい。まず初めに、過去4年間を支えてくれた全ての韓国人に感謝したい。サポートしてくれたスタッフたちにも同じように感謝している。そして選手たちのプロフェッショナリズム、労働倫理、振る舞いには特に感謝している」などとコメントした。その上でベント氏は「韓国サッカーの成功を願っている。韓国は今後も常に私の人生の一部であり、選手たちを忘れることはないだろう」とメッセージをおくった。
そのベント氏は、母国ポーランド代表の監督候補に挙がっていると、複数の地元メディアが15日に伝えた。ポーランドメディアの「TVP SPORT」(WEB版)は、ポーランド代表のチェスワフ・ミフニェヴィチ監督(52)の去就が不透明の中、ベント氏が次期監督候補に挙がったと伝えた。ポーランドは今大会、1勝1敗1分けで決勝トーナメント進出を決めたが、1回戦でフランスに1-3で敗れ、大会を終えた。同メディアは決勝トーナメント進出には進出したものの、ミフニェヴィチ監督のやり方には批判もあったと伝えた。
一方、ベント氏が退任し、韓国の次期監督が誰になるのか関心が高まっている。後任に韓国人監督が有力となる中、2002年日韓大会のエースで、レジェンドのアン・ジョンファン氏(46)の名前が取りざたされている。日韓大会で韓国は4位と快進撃を果たした。エースとしてチームをけん引したアン氏は、イタリアと対戦した決勝トーナメント1回戦で、延長戦でのゴールデンゴールを奪う劇的な活躍を見せ、「韓国の英雄」と称された。
アン氏は監督就任位必要な指導者ライセンスを間もなく取得見込みというが、アン氏のエージェントを務めるチョン・ジェフン氏は、韓国紙・中央日報の取材に、アン氏の次期韓国代表監督への就任説について「事実無根」と否定した。
アン氏のほかにも、1998年のフランス大会や日韓大会で活躍、日本のJリーグでもプレーしたチェ・ヨンス氏(49)の名前も上がっている。
大韓サッカー協会韓国代表戦力強化委員会は、来年1月までに複数の最終候補者を選定し、2月末までに優先交渉順に従って個別に面談した上で新監督を決定する方針。
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