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両党の有力候補の神経戦は、キム議員の「狙撃」から始まった。安議員が次期党代表を「党員投票100%」で選出したことについて反対意見を提示すると、キム議員は20日に自身のSNSで「党員は信じられないが、党代表にはなるという無謀さ」と批判した。
キム議員は、安議員が「党代表を選ぶのは路地裏大将や親睦会長を選ぶことではないのではないか」と述べたことについて「責任党員が80万人にのぼる公党の代表を路地裏大将と卑下し、80万人にもなる政党を親睦会と称しては信頼できない」としながらも「その党の代表を一度やってみるとするなら、これは誰が見ても残念で深刻な認知不調和ではないか」と反問した。
すると安議員が反撃に出た。安議員はキム議員の昨年のメディアとのインタビューを公開し「驚くべき変身だ。世論調査についてこのように言葉を180度変えることができるのか」と叱咤(しった)した。
インタビュー記事によると、当時院内代表だったキム議員は‘外縁拡張’を強調し「現行の選挙人団(党員)投票50%、世論調査50%で決定される大統領選挙のルールを変えることを検討しなければならない」と主張した。キム議員は「4・7の再補欠選挙でソウル市長候補は100%世論調査予備選挙で選出した。公職候補者を選ぶ時は前向きな姿勢が必要だ」と説明した。
安議員はこれについて「キム議員が党の主人は党員だとし、100%党員投票で党代表を選ばなければならないと主張している。中道路線の強化と友好的非党員の参加を阻止してはならないという私の主張と同じ主張をした方が、どうして言葉をこのように変えるのか」と指摘した。
これに対しキム議員は再びSNSに文章を載せ「選挙は選出対象により方法が変わる。党代表は党員たちの心をしっかりと受け入れ、党をしっかりと引っ張っていかなければならない。党の主人である党員を卑下したり無視する党代表は、決して総選挙で勝利することはできない」と反論した。キム議員は「だから2021年の私も正しいし、2022年の私も正しい」と書いた。
正しい未来党、国民の党に所属していた安議員に向けたけん制も続いた。キム議員は「わが党は結党と解散を繰り返したり、しばらくして消えてしまった小さな政党ではない。だから党員の慧眼(けいがん)と眼目を信じてもいい」と安議員を皮肉った。
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