韓国の尹錫悦大統領が断行予定の特赦対象として、李明博元大統領が有力視されている
韓国の尹錫悦大統領が断行予定の特赦対象として、李明博元大統領が有力視されている
韓国のユン・ソギョル(尹錫悦)大統領が断行する予定の特別赦免(特赦)の対象に、今のところキム・ギョンス(金慶洙)元キョンサンナムド(慶尚南道)知事とハン・ミョンスク(韓明淑)元首相は含まれない雰囲気で、一方イ・ミョンバク(李明博)元大統領は含まれることが既成事実化されているようである。

21日、韓国大統領室によると、尹大統領は今月27日に開かれる国務会議を主宰する。現時点では「今回の国務会議で尹大統領は赦免案を審議・議決し、28日に赦免が実施されるだろう」という見方が有力である。ただ大統領室の内部では最近、赦免に関する臨時国務会議を開く可能性も検討されていることが伝えられた。尹大統領は赦免権を初めて行使した去る8月15日の直前にも、臨時国務会議を開き特赦権を行使している。

現在、大統領室の内部では、キム元知事とハン元首相を今回の特赦の対象には含めない雰囲気が感じられる。

一方、イ元大統領の場合、すでに今回の赦免対象に含まれることが政界では既成事実のように受け入れられている。今のところ「27日の国務会議での議決後、イ元大統領の刑執行停止期間が満了する28日に赦免が断行される」という見方が優勢である。

尹大統領は大統領候補当時や当選者の時にも、イ元大統領の赦免について幾度も主張していた。また、昨年12月にパク・クネ(朴槿恵)元大統領が赦免された当時も、イ元大統領が赦免対象から除外されたことについて「国民統合の観点から判断しなければならないのではないかと考える」と語っている。

韓国法務部(省)は今月23日に赦免審査委員会を開き、特赦・減刑・復権の対象を審査する予定である。ハン・ドンフン(韓東勲)法相は赦免審査委員会後、特定者への特赦・減刑・復権などを大統領に上申する。その後、赦免権者である尹大統領が最終決定を下し、国務会議での審議・議決を経て断行されることになる。

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