北朝鮮の無人機、飛行禁止区域を通過したもよう(画像提供:wowkorea)
北朝鮮の無人機、飛行禁止区域を通過したもよう(画像提供:wowkorea)
先月26日にソウル上空を飛行した北朝鮮の無人機がヨンサン(龍山)大統領室付近の上空に侵入したと伝えられた。龍山に侵入したという指摘を軍は強く否定し遺憾まで表明したものの、釈明は避けられないとみられる。

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5日韓国軍などによると、国防部(防衛省に相当)のイ・ジョンソプ(李鐘燮)長官と合同参謀本部のキム・スンギョム(金承謙)議長ら軍の首脳部は4日、ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領に北朝鮮の無人機への対応策を報告した席で、無人機1機が飛行禁止区域(P-73)に侵入したと報告した。

P-73とは、国防部庁舎を中心に半径3.7キロメートルの区域で、大統領室一帯の上空だけでなくソチョ(瑞草)・トンジャク(銅雀)・チュング(中区)の一部を含む。

これに先立ち、野党「共に民主党」のキム・ビョンジュ議員は先月27日、CBSラジオに出演し、「きのう合同参謀本部で報告した飛行軌跡を見ると、ウンピョン(恩平)区、チョンノ(鍾路)、トンデムン(東大門)区、クァンジン(広津)区、ナムサン(南山)一帯まで来たようだ」とし、「龍山から半径3.7キロが飛行禁止区域だが、その中を通過した確率が高い」と主張した。キム議員は米韓連合司令部の副司令官出身だ。

これに対し合同参謀本部はすぐに、「敵の無人機は飛行禁止区域(P-73)を侵犯しなかったことを伝える」と反発した。ただ、北朝鮮の無人機がP-73を通過したことが伝えられたことで、韓国軍への批判は避けられないとみられる。

一方、合同参謀本部は立場文を発表し、「龍山に侵入したという報道は事実ではない」と伝えた。
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